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日本にいても外国語はしゃべれる

昨晩は、韓国人の友達数人と、友達の友達数人と大阪で会いました。
友達の友達は、ほとんどが初対面でしたが、なぜかとても盛り上がり、
楽しい時間でした。
わいわいがやがやにぎやかな、韓国ドラマのように……
男性2人以外は、ほとんどが女性。
みな、40代、50代。
しかし……飲む! 食べる! 気持ちいいくらいに。
やっぱり元気、パワーがありますね。

韓国語で話すのは、先月初韓国人の作家が京都で展覧会を開き、食事会
で話して以来(展覧会については、ブログでも紹介)。
今年は5月に2泊3日でソウルに行ったきりで、韓国で韓国語を使う機会は
ほとんどありません。
あとは、誰か知り合いが来日したときくらいです。

でも、韓国語で話せるかな? と会う前に不安な気持ちになることは、ほとん
どないです。
それだけ上手いという意味では、決してないです。
私よりずっと上手な人は、たくさんいます。
でも、私のように、若い時から韓国語にずっと関わってきたのではない人でも、
そしてかつて韓国に住んだことがあるとはいえ、帰国後はほとんど日本での
生活という人でも、外国語力は維持、向上させることができます。

今までも何度か同じようなことを書いているので、繰り返しになってしまいます
が、やはり、原書を読んだり、ドラマなどで聞く機会を継続して持っていたり
すると、それだけでずいぶん違います。
プラス、今年は2週間に1度韓国語で記事を書くという必要に迫られ、書き続
けているのが、急に話す機会ができたとき、とっても助けになっている、と
感じます。
すでに20回記事が出ました。
1回につき、400字詰め原稿用紙にすると大体10枚は書いているので、ここ
まででざっと200ページは書いたことになります。
最初よりだいぶ慣れ、最初のころの3分の2くらいの時間で書けるようになり
ました。
まだまだ力不足で、ネイティブが上手く修正してくれるおかげで形になって
いますが、外国語で書くこと自体は、慣れればできるようになります。
より大変なのは、やはり下調べですね。
何を、どういう順序で書くか、という構成の問題も大きい。

やっていて思うのは、外国語学習そのものも大事だしいいけど、やはり言葉
は手段だ、ということ。
言語的にも、構成面でも、不足な点は多々あるものの、とにかく外国語で伝
える作業が可能なのは、世界が広がること、楽しいな、と思います。
昨日話していても、外国人が話す韓国語ではあるけれど、言葉がわかるから、
一緒にお酒を飲んで、楽しく会話ができる。
誰かを介するのでなく、直接交流が可能になり、国境を越えられるというのは
いいですね。

身に着けるのは容易ではないけれど、難しくお勉強するのでなく、せっかくなら
より楽しい気持ちで外国語は勉強したほうが、結局身に付きやすいかもしれ
ません。もちろん、基礎的な勉強は不可欠ですが。
たまに、英語でも中国語でも韓国語でもその他の言語でも、上級者ではない
けれど、少ない語彙や文法でも楽しく会話できる人がいます。
そんなふうにできればいいな、と思います。

人によって好みのやり方や、大事だと思うことは異なるので、あまり決めつけ
てはいけないのですが、日本人が外国語学習に関してあげるSNSの記事を
見ていると、勉強会(発音矯正を徹底的にやるとか)ネットを使ってのネイティブ
との会話授業……といった内容が多く、私はちょっと溜息。
それが楽しい人にはいいけれど、こういう内容が主なので、こういうやり方が
合わない人まで、こうしなきゃいけない、と思わされてしまうのでは? と
いらぬ心配をしてしまいます。
自分の経験からいうと、発音は、そこまでして正確にする必要はありません。
大人、特に中年以降にネイティブと同じ発音を身に着けるのは、ほぼ無理。
通じればいいんです。
あまり下手だと話が通じなくなるけれど、ある程度形になっていれば十分。
発音や文法の正確さにこだわるあまり、楽しく話せない人を何人も見てき
ましたが、本当にもったいないです。
楽しく会話ができればいいです。言葉は手段にすぎないので。

『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 観光産業と雇用の創出

第5章 韓国で感じた中国
      観光産業と雇用の創出

 韓国が中国人観光客を大変重要視しているのは、今まで述べたことからも
わかりますが、更にそれを感じさせる記事が、切り抜きを整理していたら出て
きました。
 2012年6月11日の東亜日報に、「中国人観光客が50万人増えれば、韓国
人2万人の雇用が新たに生まれる」という大きな見出しがありました。
50万人というのは、2011年と2012年を比べ、中国人観光客数が50万人増加
すると予測されていることからくる数字です。2万人というのは、ある機関が、
外国人観光客1000万人が訪れると、その4%にあたる40万の雇用が生まれ
ると推測しているのを根拠に出された数字です。
 記事には、中国人観光客が増えることによる雇用創出の利点がいくつか
挙げられています。ホテルが1つできれば、200人くらいの新たな雇用を創出
できる。同じ金額を投資した場合、IT産業や製造業と比べ、観光産業はより
多くの人を雇うことができる。また、観光産業は、他の職種と比べ、若い人の
就業比率が高いから、観光産業が盛んになると、若者の就職難改善にも
つながる、と書かれていました。日本でも、若い人の就職の難しさが問題に
なっていますが、韓国は日本以上に、若い人の就職が大変だと、住んでい
たとき感じましたから、これは本当に切実な問題です。
 中国人観光客増加により雇用が増える分野としては、免税店、百貨店、
ホテル、通訳業以外には、レジャー・スポーツ、医療・美容、展示・コンベン
ション分野が挙げられていました。この中では特に、医療・美容については、
韓国に住んでいたとき中国人の需要の多さを感じました。日本人も、韓国で
医療・美容観光をする人がいますが、中国人は、もっと多いです。医療事故
などのトラブルも発生していて、そういった関係の新聞記事も、見かけました。
 外国人観光客は、為替レート、政治的関係、自然災害など、様々な要因
によって数が急に減ったりします。ですので、外国人観光客が多い間はいい
けれど、安定した雇用をずっと続けられるかどうかは、確かではありません。
日本でも、外国人観光客が増えても、先を考え、慎重な対応をするケースが
少なくないと思います。それでも、中国人をはじめとした外国人観光客が、
日本や韓国を訪れるという流れが大きく後退することは、ないのではないか
と、韓国に暮らして、また日本に戻ってきて感じています。中国人も、東南
アジアの人たちも、それだけの経済力をつけてきている。情報も入手しやす
いし、LCCなどをうまく利用すれば、安く旅行できる。その魅力のほうが勝る
のではないかと信じたいです。
 観光産業が、日本でも韓国でも新たな雇用を創出し、うまく回ってくれたら
いいなと思います。当然トラブルも発生するけれど、人と人が直接交流する
ことは、お互いの理解を深めるためにもいいことですから。

*この文を書いたのが、1年前。文中で懸念していたことがその後起こり、
韓国では中国人が激減しました。ソウルに住んでいたころは、日本人より
中国人相手のほうが仕事になる、と、日本語ガイドも中国語の勉強、という
現象を見聞きしました。ところが今度は中国人が減り……この分野はいつ
何が起きるかわからないので、なかなか難しいですね。一部の国相手に
特化せず、複数に対応できるようにしておかなければいけないかも、と
最近感じています。

『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 免税店大好き中国人

第5章 韓国で感じた中国
      免税店大好き中国人

 韓国紙の日本人観光客と中国人観光客の比較記事の中で、思わず苦笑
してしまうものがありました。
 2013年5月16日の東亜日報。ロッテ百貨店で、日本人は地下1階に、中国
人は2、3階に。日本人は地下の食品売場で海苔、キムチ、スナック菓子など
の食品を主に買い、中国人はブランド品売場で主に服、化粧品を買う傾向に
あるというものです。日本人も、以前はブランド品を買っていたが、円安の影
響か、ブランド品をあまり買わなくなったと。
 中国人のほうが日本人よりお金を使うということですね。東亜日報の記事
より前の2012年7月31日の毎日経済新聞に、金額のことが出ていました。
見出しには、「免税店中国人パワー…1回に買う金額は日本人の2倍」と
書かれていました。何とわかりやすい。記事によると、ロッテ百貨店の2012年
国籍別客単価は、韓国人が57万ウォン、中国人が100万ウォン、日本人が
42万ウォン。中国人が韓国人の倍近いのですね。
 そして、同じく毎日経済新聞の2013年8月7日の記事には、「上半期 中国
人大挙して訪韓 免税店売上史上最大」との見出しが載りました。他紙と比
べ、この種の記事が多くないハンギョレにも、2013年10月28日の記事の見出
しには、「中国人、韓国の免税店での使用金額が最も多かった」と出ていまし
た。
 私はブランド品にもあまり興味がないし、免税店にも滅多に行きません。が、
ちょこちょこ一時帰国をしていたので、化粧品や靴、バッグなどを免税店で
買うことはありました。そのため、事前にロッテ百貨店や新羅免税店に行って
買い物をすることが数回あったのですが、いつも中国人だらけ! 特に、化粧
品の雪花秀(ソルファス)人気はすごいなあと思いました。
 また、中国人に人気なのは、美容、ファッション関係だけでなく、健康食品
といったらいいのでしょうか、高麗人参もよく買われていましたね。これも
新聞に出ていたのですが、高麗人参の中でも最高級のものを、たくさん買っ
て行くのだそうです。日本人も高麗人参が好きだけど、漢方を重視する中国
人には、高麗人参や、漢方(韓国では韓方)を取り入れた雪花秀は、より
好まれるのかなと思いました。
 観光産業は、日本より国土も狭く、人口も少ない韓国にとっては、大変重要
な産業のようです。中国人観光客のお金の使い方について、このようにいろ
いろ記事が出ているのも、その表れでしょう。次は、韓国の観光産業と雇用
について書きたいと思います。

写真は、2012年7月、ソウル市内のロッテ百貨店にて。
草間彌生の水玉模様。草間彌生は、韓国でも人気があります。
ちょっと余談になりますが、帰国後瀬戸内海の直島で、韓国人観光客が
たくさん来ているのを見てびっくりしました。みながカボチャを見に来て
いたのではないかもしれませんが……

2012年7月27日撮影 ロッテ百貨店

『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 日本人観光客から中国人観光客へ 続編

第5章 韓国で感じた中国
      日本人観光客から中国人観光客へ 続編

 韓国紙は、家族の仕事の関係で滞在中5紙取っており、私も3年間見て
いました。読んだというより、めくっていただけと言ったほうが正しいですが、
いろいろな情報が得られ、実に収穫が多かったです。韓国が中国をどう見て
いるかを知るにも、貴重な情報源でした。外国人観光客関連の記事も多く、
今回執筆にあたり切り抜きファイルを取り出してみたら、たくさん出てきました。
日本の外国人観光客関連の記事より量も多く、好みの観光地や人気のある
商品など様々な分析をしていて、韓国が外国人観光客を重視しているのが
よくわかりました。
 私が韓国に住んでいた時期が、最も多い外国人観光客が日本人から中国
人へとちょうど変わるころだったからか、日本人観光客と中国人観光客の
比較記事も結構ありました。
 たとえば、人気の観光地。2012年4月27日の毎日経済新聞に、中国人と
日本人に人気の観光地ベスト3が出ていました。

  中国人観光客は、1位東大門、2位明洞、3位南大門
  日本人観光客は、1位明洞、2位南大門、3位東大門

 日中で微妙に異なる理由については、こう分析していました。中国人は、
韓流ドラマに出てくるファッションの影響で、流行りの服などを東大門に買い
に行くから。南大門が日本人により人気なのは、海苔などの食品を南大門
に買い求めるため。また、(ベスト3ではないが)日本人は仁寺洞の伝統
工芸品を好む、と。

 2014年2月24日の朝鮮日報には、こんな見出しが出ていました。

  「요우커(ヨウコー)」は景福宮、日本人は昌徳宮

 「ヨウコー」って何!? 中国人観光客が増えるにつれ、新聞によく出てくる
ようになった単語なのですが、最初は意味不明でした。「ヨウコー」の下に小さ
く説明がついていて、それでやっと中国語の「游客」だとわかりました。「游客」
は観光客のことですが、韓国語の「ヨウコー」は、中国人観光客を指します。
 王宮も、日本人と中国人で行く所が違うという記事でした。同記事によると、
中国人観光客対象のツアーの90%以上に、景福宮がコースに入っていたそう
です。日本人と中国人で好みの王宮が分かれることについては、日本人は
リピーターが多く、景福宮にはすでに行っている人が多いが、中国人は韓国
初訪問の人が多いからではないかと、分析していました。記事から時が経っ
ているので、今同じ調査をしたら、また違う結果が出るかもしれませんね。
 中国人観光客関連の切り抜きには、好まれる商品、使う金額など、買い物
の傾向もいろいろ書かれていました。次にそのことについて書きたいと思い
ます。

写真は、2012年8月ソウル市内で撮影。中国語で大きく書かれていますね。
日本語は、ない……(>_<)
韓国で一番おいしいパン屋って書かれていますが、私はパリバケが好きじゃ
なく、家から少し遠くのパン屋まで買いに行っていました。(あっちもこっちも
パリバケばっかりでしたね)。当時はまだおいしいパン屋が、あまり多くなかっ
たです。しかも、高い。今、神戸が近く、そんなに高い値段でなくてもおいしい
パンが食べられるのが、ありがたいです。

2014年8月4日撮影 パン屋の中国語表記

『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 日本人観光客から中国人観光客へ

第5章 韓国で感じた中国
      日本人観光客から中国人観光客へ

 2011年3月から2014年3月までの3年間、家族の海外転勤で韓国・ソウル
に住んでいました。
 かつて大阪の専門学校や府立高校などで、中国人、韓国人を中心に日本
語を教えていたこともあり、韓国にも韓国語にも興味がありました。韓国に
暮らすのは、韓国を知る大変いい機会だけど、中国とは疎遠になってしまう
かな……と、最初は考えていました。が、意外にも、韓国で中国を感じる機会
がとても多かったです。今振り返ると、それはまるで日本での爆買い現象の
前兆のようでした。
 住み始めた最初の年・2011年は、「日本人観光客、本当に多いなあ」という
印象でした。ところが、中国人団体客が次第に目立つようになり、いつの間
にか「日本人観光客は、一体どこへ消えたのだろう?」というくらい日本人が
目立たなくなってしまいました。
 私の住んでいたマンションは、景福宮の南西側にあり、景福宮をはじめと
して、観光名所も多い所です。それでなのかはよくわかりませんが、マンショ
ンの地下に団体客専用の食堂がありました。観光客は、食事のついでにマン
ション敷地内にあるコンビニでも買い物をします。私は出かけるとき、その辺
を通って外に出ていたのですが、いつもは静かな所に、観光客があふれると
いうことがしばしばありました。
 それが、最初は日本人だらけだったのが、やがて中国人団体客に変わり
ました。食堂の前には、日本人観光客が主だったときにはなかった
「정숙 静粛」
とハングルと漢字で大きく書かれた看板が置かれました。中国人観光客は、
よほどにぎやかなのでしょうか。
 3年間暮らしていて、私が肌で感じた日本人観光客と中国人観光客数の
変化を確認しようと思い、韓国紙の切り抜きファイルを見てみました。
 2008年 日本人観光客237万8千人
       中華圏観光客165万2千人(台湾、香港、澳門含む)
 ↓
 2012年 日本人観光客351万8千人
       中華圏観光客376万6千人
 (2013年2月7日朝鮮日報)
 2011年までは、日本人観光客が多かったものの、2012年に逆転しました。
中国人、やたらと多いなあと感じていたのは、間違いではなかったです。
 3年の間に、外国人観光客がよく訪れる場所、特に店の看板で使われる
言語表記は、どんどん変わっていきました。うちの近くの景福宮周辺の店、
外国人が訪れる場所の代表みたいな明洞の繁華街、百貨店……日本語表
記が主だったのに、中国語表記に取って代わられ、日本語表記は端の方へ。
そのうち、日本語表記がなくなってしまった店もありました。中国人急増に
商品の中国語表記の変更が追いつかなかったのか、明洞の化粧品店では、
黒マジックで商品のパッケージに直接手書きで商品名の中国語訳が書かれ
ていました。私は中国語は見慣れているので、あまり奇異には思わないので
すが、知らない人が見ると、ちょっとギョッとするかもしれません。

*今回はここまで。続きは次回に!(^^)!

ご案内

プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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