FC2ブログ

Entries

相手の身になって考える 「将心比心」

少し前になりますが、日韓関係がぎくしゃくしている中、中国がある場で
「将心比心」(相手の身になって考える)と諭した、と報道されました。
詳細は忘れてしまったのですが、テレビでもこの成語が取り上げられて
いたのを覚えています。

8月22日朝日新聞夕刊の「素粒子」には、次のように書かれていました。

「将心比心(相手の身になって考える)」と中国に諭される
日韓関係が情けない。


と。

今日はこの成語について。
(日韓関係については、複雑すぎるので^_^;)。
日本人は、中国語がわからなくても、漢字を見て何となく意味がわかる、と
いう場合が少なくありません。
中国語圏に旅行に行ったときも、聞き取れないけど表示は何となくわかる、
という安心感があります。
ハングル、アラビア文字、タイ文字などは、読めないととっても不安ですもの
ね。

が、この「将心比心」は、日本語訳がついていなければ、
ん?何これ?将軍の心がどうした?
と、よくわからないのではないでしょうか。
漢文の知識をもってしても、「まさに…せんとす」では、意味が通りませんし。

ここで、小学館の「中日辞典」に書かれた「将」(中国語では微妙に字体が
異なるのですが、ピンイン入力してもこの字しか出ないので、これで表記
します)から、この成語に当てはまる意味を探してみると……
これは、文法上は名詞や動詞ではなく、介詞という働きをするもので、
「…で、…によって」
という意味になります。
さらに辞書には、成句や方言に用いることが多い。
「用」や「拿」に相当。
と書かれています。
中国語が少しでもわかる人は、ここで、ああなるほど、と思うでしょう。
「比」は、動詞です。
自分の心でもって、相手の心について想像する、考えるという感じでしょうか。

参考までに、現代漢語詞典に書かれているこの成語の意味を、載せておき
ます。

拿自己的心去比照别人的心,
指遇事设身处地替别人着想。

中国語がわかれば、この中国語での説明のほうが、日本語訳より、より
明確にわかりますよね。
中中辞典、ぜひ大いに活用してください!(^^)!
スポンサーサイト



Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

最新記事

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR