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ソウル イジュンソプの絵を所蔵する付岩洞のソウル美術館  開館までのいきさつ

前回は、付岩洞のソウル美術館にある石坡亭についての話でした。
今回は、ソウル美術館ができるまでのいきさつを、前回使った資料・2012年
8月下旬のハンギョレと東亜日報の記事をもとに紹介します。

ソウル美術館を運営するのは、美術愛好家でもある、
ある薬品グループの50代の会長。
会長は、韓国の代表的画家・이중섭(李仲燮 イジュンソプ 1916~1956)
の絵だけでも30余点を所有するコレクター。
会長が美術に関心を持つきっかけとなったのも、このイジュンソプの代表作・
「황소」(ファンソ)でした。
(写真は、ソウル美術館で買ったマウスパッドです。)

2013年7月 イジュンソプ ファンソ

会長は、製薬会社の営業マンだったころ、明洞のある店の軒下で雨宿り。
額縁を売るこの店の中を外から見ていたら、イジュンソプの「ファンソ」を
コピーした絵が目に入り、店に入って1枚購入。
妻にこの絵をプレゼントした会長は、
「いつか本物のファンソの絵をプレゼントするから」と。
そして、一人の営業マンから薬品グループの会長になった彼は、
夢を叶えた……

ということなのだそうです。
なんか、ドラマみたいで、ホントなのかな!?と思ってしまうけど。


2007年、会長は石坡亭一帯の土地を65億ウォンで購入。
もともとは社屋をつくるためでしたが、有形文化財として登録されている
建物があるという理由で、美術館を建てるしかありませんでした。
これも運命と思い、30余年間集めた美術品100余点を多くの人と共有する
空間へと、ソウル美術館をつくったのでした。


記事が、ドラマチックに書いている部分もあるかもしれませんが……


今年1月、行ってみました。
そのときの特別展は、문봉선(文鳳宣 ムンボンソン)という画家の絵の
展示で、迫力ある松の木の絵に圧倒されました。
写真は、そのときの美術館の外観です。

2013年1月 ソウル美術館 外観

この特別展がよかったのと、石坡亭が気に入ったのとで、春~初夏の展示も
観に行ったのですが、こちらは今ひとつで……
次の展示も、ネットで調べてみましたが、うーん……自分は好きじゃない。
日本の一部の美術館でもそうですが、いい展示を続けるのは、難しいですね。
ただの「ハコモノ」にならないよう、願うばかりです。
でも、常設展でイジュンソプ、パクスグンなど韓国を代表する画家の絵が
観られますし、石坡亭の景色もいいので、一度行ってみてくださいね。

ーバスで行く場合の例ー

景福宮駅3番出口を出、歩道を少し北に行った所のバス停で乗ります。
緑のマウルバス 1020、1711、7016、7018、7022、7212 乗車、
チャハムントンネル入口(자하문터널입구)下車。
バスは、番号によって経由地が違います。



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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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