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おすすめ展覧会 佐川美術館 生誕110年田中一村展

先月はじめから、ずっと全羅南道の旅についての記事をアップしています。
食の話が終わり、観光名所などまだ続きがあるのですが、ここで久しぶりに
日本の美術展についてアップしたいと思います。

大好きな田中一村の作品。
もうだいぶ前ですが、奄美の美術館にも行きましたし、どこかで展覧会が
あれば、できるかぎり足を運んでいます。
今夏も、滋賀県守山市の佐川美術館で
生誕110年田中一村展
が開かれると知り、心待ちにしていました。
7月に1回、そして今月もう1回行ってきました。

2018年7月19日 佐川美術館 田中一村展

2回行ったのは、1回きりでは物足りないということと、一部展示替えが
あるためです。

今回改めて、素晴らしいなあと感じ、一人ぶつぶつつぶやきながら
鑑賞しました。
7歳のころなど、子どものころの作品も何点か展示されているのですが、
もう、大人顔負けのうまさです。
もちろん、技術的にうまいというだけではなく、1枚1枚の絵に、画家の
人生、心がこめられていて、それをかみしめるように見ました。
田中一村にかぎらないですが、絵でも写真でも、感動というのは、作家の
心を感じるからこそ起こる感情ですね。
(もちろん、知り合いでもなんでもないんですけどね^_^;)

田中一村というと、よく孤高の……とか、画壇からは認められなかったとか
説明にはよくつきます。
が、たしかにそういう側面はあったかもしれないけど、彼の力を認め、
支持していた人たちもいました。
同年代の、大きく認められていた画家と比べれば、生前より死後その才能が
認められた人と言えますが……
間違いなく言えるのは、亡くなってもなお、今を生きる人たちに、大きな感動と
生きる勇気を与えているということかなあ。
少なくとも私はそうです。
展覧会に足を運ぶたびに、大きな力をもらっています。

解説文を読んでいて釘づけになったのは、2つの場所ででした。
ひとつは、田中一村を支えた人の一人である、千葉県四街道の医師、
岡田藤助氏の言葉。
「この画家の真価がわかるのは、100年後だろう」
言葉を失いました。
本当に……今回も、生誕110年ですものね。
天国にいる田中一村本人にも、支えた人たちにも、今大勢の人が展覧会場
を訪れる様子を知ってほしい。
「遅いんだよ~!生きている間に来いよ~」なんて苦笑いしているでしょうか。

もうひとつは、奄美大島に移住した後、家族からは隔離されて暮らす
ハンセン病患者のために、写真などをもとに、会えない家族の絵を描いて
あげていた、という説明を読んだことです。
以前もどこかの展覧会場か、あるいは本で、これについては目にしていたの
かもしれないですけど。
今後もっと詳しく知りたい部分です。

今回の展示、2度見に行ったと書きましたが、家から片道約3時間。
行くのは容易ではありませんでした。
守山駅まではいいとして、そこから美術館までのバスの本数がとても少ない
のです。
バスで30~40分かかるので、歩いて行くというわけにもいかず。
車で行くところですよね。
でも、場所が不便だからか、大阪や神戸で開かれた田中一村展のときの
ような混雑ではありませんでした。
といっても、多くの人が訪れているので、やはり人気があるんだなあと思い
ましたが、時間に余裕を持って行けば、ひとつひとつ、じっくり鑑賞することが
できます。
(私が訪れたのは、いずれも平日なので、土日祝の人出についてはわかり
ません。ご参考までに)。
9月17日まで。気になる人は、ぜひ足を運んでみてください。
なお、代表作「アダンの海辺」の展示は終わり、明日24日から、箱根の
岡田美術館で展示されます。
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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