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『パンダと爆買い』第7章 より深い相互理解を目指して 百聞は一見に如かず1

第7章 より深い相互理解を目指して
      百聞は一見に如かず1

 2016年9月24日の朝日新聞に、次のような見出しが載りました。

  相手国に「良くない印象」
  日本91% 尖閣で悪化
  中国76% 3連続改善

 これは、NPO法人「言論NPO」などが2005年から毎年行っている日中
共同世論調査です。日本側の中国への印象の悪さが高すぎて気になり
ますが、「良くない」と答えた人の64.6%が、その理由として尖閣諸島問題
を挙げています。中国側の「良くない」理由は、「(日本が)中国を侵略した
歴史についてきちんと謝罪し反省していないから」が63.6%と、多くを占め
ています。
 隣国同士なのに、「良い」より「良くない」が多いのは、残念です。が、今ま
でと違うなあと思ったのは、日中で否定的な答えを出した人の割合が、
逆転していること。以前ならこの種の調査は、中国側のほうが日本側より
「良くない」を挙げる人が多い印象だったので、今回の記事で中国側のほう
が否定的意見が少ないのは、どんな理由だろう? と、記事を読み続け
ました。
 中国側で「良い印象」と答えた人のうち半数以上が、その理由として「日本
人は礼儀があり、マナーを重んじ、民度が高いから」を挙げました。そして、
中国側の調査で「日本に行ったことがある」と回答した割合は13.5%。前年
の7.9%より約5ポイント増えました。そして記事の最後の、言論NPOの言葉
の中に、「国家レベルの関係は厳しく考えている人が依然として多いが、
中国側では、日本を旅して直接交流した人々が増えていることが個人レベル
で良い印象をもたらしている」とあり、思わず頷きました。
 やはり、日本を訪れ、自分の目でいろいろなものを見、直接人と交流して
いろいろな体験をすることによってできた日本観があるのです。もちろん、
いいことばかりではなく嫌な体験もあるでしょうが、中国にいたときには知ら
なかった日本の良さを、旅することによって初めて知るのでしょう。
 また、日本側で「良い印象」と答えた人の半数近くが「留学生の交流など
民間交流により中国人の存在が身近になっているから」とその理由を述べて
おり、直接交流することの大切さがここにも表れています。
 やはり、人と人なのですよね。
 中国や韓国関係の日本の報道は、たしかに暗い気持ちになるニュースが
少なくありません。嫌なニュースが続くと、もともと興味があり好きだった国
でも、「やっぱり嫌い!」と、心変わりすることもあります。私も韓国に住んで
いたとき、もともと韓国が好きで好きで住んだわけでもなかったし、東日本
大震災関連ニュースで、放射能汚染のひどい汚い国みたいな感じの報道
が続くと、本当に悲しいし嫌な気持ちになったものです。
 でも、韓国大嫌い、にはなりませんでした。否定的な方に行きそうだった私
の気持ちにブレーキをかけたのは、やはり友達の存在です。もし友達が全く
いなかったら、韓国が大嫌いになって帰国していたかもしれません。否定的
な報道から受けるイメージに左右されなくなり、異文化の国と嫌なことも含め
つき合えるようになるには、何といっても友達、人と人との交流です。ずっと
そう感じていた私の気持ちを、この新聞記事が証明してくれたようです。

写真は、昨年1月清水寺にて。清水周辺は、いつも人がいっぱい。
そして、レンタル着物を着た人たちでにぎわっています。
日本の若い女性もいますが、外国人が着ている場合のほうが多い印象
です。この人たちも、外国語で話していました。

2017年1月13日 清水の舞台 着物姿の人
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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