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外国語の運用能力を高めるために、上級者がやってはいけないこと 2

前回に続き、これもまただいぶ前にブログで書いたとは思いますが……

一日○○個の単語暗記

○○は、10個くらいを日課にする人が多いでしょうか?
こうやって、毎日せっせと単語を覚えれば、一日10個なら十日で100個!
……でも、ちょっと待ってください。
それ、覚えた単語を、実際に話さなきゃいけなくなったとき、書かなきゃいけ
なくなったときに、ちゃんと運用できるでしょうか?
残念ながら、運用にはうまくつながらないのでは、と思います。

私は十代の受験生のころ、英語でこれをやって見事に失敗しました。
単語は一応暗記したけど、使えない。
こうやって覚えてもだめなんだと悟り、大学入学後に始めた中国語では、
こういった単語丸暗記の勉強方法は取らないことにしました。

ここでわざわざこの方法がよくない、と書いたのにはわけがあります。
ここ数年、SNSなどを通じ、このやり方の信者が少なくないと知ったから
です。
しかも、上級者と言われる人たちが、この方法を使っていると知り、
大変ショックを受けました。
その上、賛同者の何と多いこと!

勉強法は人それぞれ、人のやり方にケチをつけるべきではない、という
ことは承知しています。
それでも、言いたいです。
一日いくつ単語を丸暗記するとか、きれいな、凝った単語カードを部屋中に
貼って常に目にしても、運用能力には結びつかないです。

どうして効果がないか、専門家としてしっかり研究したわけではないですが、
日本語教師養成講座などで言語習得の理論などを担当し、自身でも
外国語を勉強してきて感じていることを書いてみると、
ばらばらの状態のもの、文脈のないものを記憶するのは困難、と言える
からではと思います。
入門初級くらいの基礎段階なら、自動詞と他動詞を対比させて覚えるなど
暗記的要素も必要です。
が、上級者は、語彙力もあるし文法力もある。
読解力があるのですから、なるべく、文章を読み、文脈の中で単語は覚える
べきです。
どんなに短い文でもいいですから。
試験によくでる単語リストみたいなものは、自分がどれだけ覚えたかを
チェックするために使う程度にしたほうがいいです。

文章を読んでいると、必ず、へえ~と思う、印象深い単語があります。
このように感動を伴うものは、心に残るので、簡単には忘れません。
私は、こういう単語をノートに書き留めています。
ノートに書く時間がないときは、本に付箋をつけるなどしています。
昨年一年間、韓国の新聞で連載記事を書いていたときも、関連本(日本
文化に関する韓国の本)を読み、
本に出てくるこれは!と思った表現をずいぶん参考にさせてもらいました。
もちろん、文章ごっそりコピペはいけませんが(^_^;)
いい文章を読み参考にすることは、自分の力になります。
とにかく、単語を覚え、運用能力に結びつけるには、その単語への感動が
必要です。

中国語も、本や時事週刊誌などを読んで、語彙を増やしました。
特に、中国語の文章は四字成語が多いので、四字成語を自分でも使える
ようにするために、読解はずいぶん役に立ちました。
その四字成語、韓国語にもありますが、上級者で一日いくつ暗記方式を取って
いる人がいると知ったときは、本当にショック。
しかし、なぜ上級者がこういうやり方を取るんでしょう?
不思議でならないのですが、賛同者も多いところを見ると、やはり目に見える
達成感があるんでしょうかね?
これだけ勉強した、という満足感があるのかな……
やたらと凝ったノートを作るのも、それと関係あるんでしょうか?
次は、ノートの話をしたいと思います。
これも前に似たようなことを書きましたが(^_^;)
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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