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『パンダと爆買い』第7章 より深い相互理解を目指して 外国人、外国語に慣れる

第7章 より深い相互理解を目指して
      外国人、外国語に慣れる

 第6章「外国人コワイ」でも書いたように、韓国から日本に戻り、日本人は
外国人や外国語の前では、ちょっとひいてしまうのかな、という印象があり
ます。
 今まで日本の観光地や飲食店に外国人が押し寄せてくることがあまり
なかったので、まだ慣れていないという面もあるでしょう。外国人に慣れて
いる私でさえ、京都の嵐山や伏見稲荷大社、大阪の道頓堀で、日本人より
外国人が多く、あれっ何かヘンだな!? と感じることはあります。
 外国人、外国語など異文化に慣れるのに一番いいのは、異文化の中に
一定期間放り込まれることです。できれば若いうちに。日本人だらけの環境
は、ちょっと避けて。日本人が一人もいないと、それもまた心細いかもしれま
せんが。自分がマイノリティになったときどんな心境か、心細さを打破する
ためにはどうしたらいいか、価値観の違う人たちに自分の考えをわかって
もらうにはどうしたらいいか。ただ単に外国語がうまくなるということだけで
なく、コミュニケーションの面でも鍛えられます。
 でも、陸続きの外国もない日本ですし、1億を超える人口だと、日本から
無理に出なくても何とか生活できてしまう。どうしても、鍛えられる場面が
減りますね。ですので、外国人訪日客が来続けることで、日本国内でも
異文化に接触する機会ができるわけですから、それによって慣れるしかない
のかなと思います。
 ただ、関心ある分野も人それぞれだし、適性も人それぞれ。異文化には
あまり興味がないし、外国人との接触はストレス、外国語学習も苦手、という
人もいると思います。それでも、外国人と全く接触なく日本人のみのつき合い
で一生を終える、というのは今の時代不可能。今後政治的に何かあっても、
日本に来る外国人の数が0になることはあり得ない。そこで、3段階に分け
て、異文化に慣れることへの提案をしたいです。

初級編ー聞き取れない外国語を耳にしても、動じない。外国人がそばにいて
も、意識しない。

 外国人も、同じ人間です。悩みなんかも、案外共通していたりします。
初級編の場合、外国語ペラペラになる必要はありません。外国語が特別
気にならなければいいのです。それだけでも、日本の異文化受け入れ度は、
グッとアップするし、外国人訪日客も、より気楽に日本に来ることができる
ようになるでしょう。
 韓国に住んでいたとき、私の感触では、日本語は日本で思われている
ほど通じませんでした。植民地時代の人たちが働き盛りだったころは、もっと
通じたかもしれませんが、若い人は日本語より英語です。アジアの言語では、
今は日本語より中国語。ですが、前にも書いたように、私が家族や友人知人
と日本語で会話していても、韓国の人は別に誰も気にとめませんでした。
日本語のわからない人が、日本語が聞こえてきてもあまり気にしない。それ
と同じような状況が、日本でも増えればいいなと思います。

 中級編ー外国人と、簡単な会話が可能。

 こういう日本人が増えたら、ずいぶん状況は変わるだろうなあと思います。
最近(注―この文を書いた2016年後半)、日本の一部の飲食店で、外国人
客は歓迎しないという態度を取る店があると、ネットで話題になります。
その場に居合わせたわけではないので、真偽のほどはわかりませんが、
店員さんも含め、もっと外国語で気軽に話す日本人が増えたら、こういう
ことも減るのではないでしょうか。
 また、コミュニケーションは外国語じゃなくてもいいのです。日本語がわか
る外国人なら、どんどん日本語で話してほしいです。彼らにとっても勉強に
なりますし、楽しいですよ。日本語ができる外国人が増えれば、より深い
日本理解につながりますしね。

上級編は、次回に!(^^)!
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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