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『パンダと爆買い』第6章 韓国から日本に戻って感じたこと 外国人コワイ

第6章 韓国から日本に戻って感じたこと
      外国人コワイ

 日本で売られている商品の質のよさに感心するのとは対照的に、韓国から
日本に帰国後、ちょっと残念だなあというか違和感があり、何となく居心地
悪く感じていることがあります。
 それは、日本人の外国人恐怖症というか外国語恐怖症というものです。
帰国後何度もそれを感じる場面に遭遇しました。その中で、特に印象の強い
出来事について書きたいと思います。
 ある日、郵便物を出すため、ある大きな郵便局で並んでいました。そうした
ら、隣の列が急に進まなくなっていました。窓口の職員が、困惑している様
子。どうも外国人がEMSを出そうとしているのだけど、何か不備があって
受けつけられないという感じでした。外国人の郵便物の送り先は、台湾の
ようでした。何か役に立てればと思い、職員に事情を聞きました。
 問題は、差出人住所でした。ホテルが差出人住所だと、送ることができない
とのこと。それを、英単語を並べて説明したけれど通じず、話が滞っていまし
た。旅先に自宅の住所があるはずもありません。
「日本の住所なら、誰か友達の家の住所でもいいんですか?」と職員に
尋ねたところ、それなら大丈夫だとのこと。とにかく、宿泊施設の住所は困る
のだそうです。それを中国語で荷物の持ち主に伝えたら、それなら日本に
友達がいるので、その人の住所を書きます、と一件落着しました。
 驚いたのは、解決した後です。窓口の職員だけでなく、職員の上司らしき
人まで出てきて、「ありがとうございます、ありがとうございます、大変助かり
ました」と、何度も私に頭を下げるのです。私からしたら、できることをちょっ
としたまでで、そんなに大げさにお礼を言われるほどじゃない、という感覚
です。難しい専門的な会議の内容を通訳したわけじゃないし。話自体は
複雑でもないので、別に中国語じゃなくたっていいんです。また、英語で
話してだめなら、単語と図をかけばいい。中国語母語話者に対してなら、
漢字の筆談である程度通じるので、漢字熟語を紙に書き出し、これはOK、
これはダメということについては、単語の横に○か×を書いてもいい。
英単語を書き出して、ホテルのアドレスは×、友達の家のアドレスは○とか
書けば、何とかなるんじゃないかなと思います。それでも通じなかったら、
それはお客さんのほうの勘が悪すぎるということです。
 次もまた日本の郵便局での出来事。海外に住む日本人の友人に書籍
小包を送ろうと、本を10数冊持って郵便局に行ったときでした。5キロ近く
あり、費用節約のため船便で、と窓口で本を出したところ、「こんな状態じゃ
送れません。紐でしばって、中身が見えるように袋に入れて持ってきてくれ
なきゃ。一度戻って、紐でしばって持ってきてください」と。
 書籍小包は、他に手紙類や他の品物が入ってないことを明示するのが
大事。本以外に何も入っていないということを見せれば、あとは郵便局で
売っている箱なり袋なりを買って本を入れれば送れると思っていた私は、
その不親切な態度に、思わずいろいろ文句を言ってしまいました。
「いかにもお役所仕事だ」と言ったらますます機嫌が悪くなり、最後には
「出し慣れているお客さんは、こんな荷物の出し方はしない。次からは気を
つけて」と。
 この職員はベテランのようで、国内の郵便物を出すときはいつも親切で、
こちらが知らないことをおしえてくれるときもありました。ところが、海外に
出すときは、この態度。あとで家族や友人にこのことを話したら、「日本の
郵便局は、海外郵便物を扱うのに慣れていないからねえ」と。やっぱり、
おかしいと感じているのは、私だけじゃなかったんですね。ベテラン職員の
横に新人さんがいたので、扱いがよくわからない海外郵便物は、新人さん
の前でさばきたくなかったのかな? なんてあとで思いました。荷物を出して
から約50日後に、友人から書籍小包が無事着いたと連絡を受け、本当に
ホッとしました。
 帰国してしばらくしてから、日本の郵便局と韓国の郵便局の違いに気づき
ました。ソウルで海外郵便物を出すとき、当たり前のように行っていた国際
郵便物の窓口。日本に戻ってから、中央郵便局みたいな大きな郵便局でも、
国際郵便物専用の窓口って見たことがありません。韓国は海外移民も多い
し、海外郵便物の需要が日本とは違うんでしょうね。EMSなど海外郵便物を
出すときも、職員が戸惑ったのを見たことはありません。しかも、携帯電話
番号を伝えておけば、いついつ荷物が通関した、いついつ送り先に届けに
行ったが不在だったのでまた届ける、いついつ受取人が荷物を受け取った、
などと、詳細なメッセージが届くのです。帰国後は、自分で荷物の番号を
入力し、追跡しなければいけないので、何だかちょっと古い時代に戻ってし
まったような感覚です。



今日はここまで。次は、帰国後飲食店で感じたことについてです!(^^)!
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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