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『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 韓国で中国人留学生と学ぶ

第5章 韓国で感じた中国
      韓国で中国人留学生と学ぶ

 韓国に暮らしていた3年間のうち、9カ月間延世大韓国語学堂に通いました。
 韓国に引っ越す前、東京の韓国語教室で、ある程度まで韓国語を学びまし
た。家族の転勤とは関係なく、100%自分で学んでみたいと思い、通いました。
あとは独学で、何とか中級レベルくらいまで到達。外国語ですから、そう簡単
には身につかないけれど、それでも中国語よりは語順など日本語との共通点
が多いため、日本人には勉強しやすい言語だと思いました。
 韓国に住むことが決まり、これは絶好の機会だと思い、延世大に通いました。
プレースメントテストの結果、5級からの開始。1~6級に分かれていて、6級
が最上級です。1つの級につき約3カ月間。私は5、6級の6カ月間と、6級卒
業後の専門班に3カ月通いました。
 外国で勉強するのは、2001年の大連短期留学以来。とても新鮮な気持ちと、
戸惑いとが入り混じった複雑な気持ちでした。教える側の立場に慣れて
しまって、教わる方の立場が何となく居心地悪かったのと、年齢的なことから
でした。当時私は49歳。私が教わった先生方の中で私より年上の人はおらず、
クラスメートもほとんどが年下、中には10代の子もいて、びっくりしました。
 そして驚いたのは、中国人留学生の多さ。噂には聞いていたけれど、実際に
自分の目で見、彼らと机を並べて勉強するのは、実に不思議な気持ちでした。
 中国人留学生は若く、その多くが韓国の大学に進学します。日本や欧米の
学生によくあるような、社会人を経てある程度の年齢になって学びに来ている
人は、私の周りにはほとんどいませんでした。またこれも、私が直接見た限り
での話ですが、割合裕福な家庭の子が多そうでした。日本で中国人留学生に
日本語を教えていたときに、同じようなことは感じていて、そんなところからも
中国が豊かになったとわかります。私が若いころに出会った中国人留学生は、
まだ出国が困難で、それを実現させた人は勉強熱心な人が多かったけれど、
国が豊かになると、中にはいつ勉強しているのかな? という学生もいます。
まあこれは、日本も一緒ですね。
 私が延世大に通っていたころの新聞記事(2011年11月21日東亜日報)に、
外国人留学生の出身国について書かれたものがありました。2011年9月現在、
中国人留学生はダントツで、外国人留学生の73%。2位がモンゴル、3位が
ベトナム。4位にやっと日本が出てきます。その次がアメリカです。多いなあと
は思っていましたが、外国人留学生=中国人留学生+その他ちょっと、という
感じですね。
 先ほど、中国人留学生は大学進学者が多いと書きましたが、地方の大学に
進学する学生も少なくなく、学生の多くを中国人留学生が占める大学もある
そうです。韓国も少子高齢化が進み、大学は学生数を確保するのに必死なの
でしょう。しかも韓国では、韓国人の学生は、首都ソウルの大学に進学する
傾向が強いため、地方の大学は日本の地方大学以上に生き残りに苦戦して
いるのでは? と感じました。
 しかし、中国人留学生はだいぶ前からこんなに多かったわけではないだろう
に、と思い、関連記事を探していたら、2006年から2011年までの中国人留学
生数の移り変わりについて書かれたものがありました。それによると、2006年
は2万人くらいだったのが、2011年には約6万人に増加。やはり数年間で急速
に増えたのですね。
 関連記事を見たり、自分で見聞きしたりして、一部の中国人留学生の質の
問題や、韓国の学校側の質の問題など、気になることもあります。韓国人の
学生と中国人留学生との摩擦もあるし、いじめも存在する。いいことばかりで
はありません。が、学びの場での交流から得ることも、必ずあるはず。外国で
学んでよかった、と思う留学生が一人でも多く存在しますように。そして、
国境を越え、国々を、人々をつなぐ人材が、一人でも多く育ってほしいです。

写真は、2012年春延世大にて。ちょっと季節が違いますが(^_^;)
卒業後、何か用事があったかなつかしくなったかで行きました。
最近、また様子も変わったと聞いています。
帰国後のソウル旅行では、なかなか足を運ぶことができません。
いつかまた訪れたいですね。
今回の話の続きは、また次に!(^^)! 
2012年4月23日撮影 延世大のなつかしい風景
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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