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『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 日本人観光客から中国人観光客へ

第5章 韓国で感じた中国
      日本人観光客から中国人観光客へ

 2011年3月から2014年3月までの3年間、家族の海外転勤で韓国・ソウル
に住んでいました。
 かつて大阪の専門学校や府立高校などで、中国人、韓国人を中心に日本
語を教えていたこともあり、韓国にも韓国語にも興味がありました。韓国に
暮らすのは、韓国を知る大変いい機会だけど、中国とは疎遠になってしまう
かな……と、最初は考えていました。が、意外にも、韓国で中国を感じる機会
がとても多かったです。今振り返ると、それはまるで日本での爆買い現象の
前兆のようでした。
 住み始めた最初の年・2011年は、「日本人観光客、本当に多いなあ」という
印象でした。ところが、中国人団体客が次第に目立つようになり、いつの間
にか「日本人観光客は、一体どこへ消えたのだろう?」というくらい日本人が
目立たなくなってしまいました。
 私の住んでいたマンションは、景福宮の南西側にあり、景福宮をはじめと
して、観光名所も多い所です。それでなのかはよくわかりませんが、マンショ
ンの地下に団体客専用の食堂がありました。観光客は、食事のついでにマン
ション敷地内にあるコンビニでも買い物をします。私は出かけるとき、その辺
を通って外に出ていたのですが、いつもは静かな所に、観光客があふれると
いうことがしばしばありました。
 それが、最初は日本人だらけだったのが、やがて中国人団体客に変わり
ました。食堂の前には、日本人観光客が主だったときにはなかった
「정숙 静粛」
とハングルと漢字で大きく書かれた看板が置かれました。中国人観光客は、
よほどにぎやかなのでしょうか。
 3年間暮らしていて、私が肌で感じた日本人観光客と中国人観光客数の
変化を確認しようと思い、韓国紙の切り抜きファイルを見てみました。
 2008年 日本人観光客237万8千人
       中華圏観光客165万2千人(台湾、香港、澳門含む)
 ↓
 2012年 日本人観光客351万8千人
       中華圏観光客376万6千人
 (2013年2月7日朝鮮日報)
 2011年までは、日本人観光客が多かったものの、2012年に逆転しました。
中国人、やたらと多いなあと感じていたのは、間違いではなかったです。
 3年の間に、外国人観光客がよく訪れる場所、特に店の看板で使われる
言語表記は、どんどん変わっていきました。うちの近くの景福宮周辺の店、
外国人が訪れる場所の代表みたいな明洞の繁華街、百貨店……日本語表
記が主だったのに、中国語表記に取って代わられ、日本語表記は端の方へ。
そのうち、日本語表記がなくなってしまった店もありました。中国人急増に
商品の中国語表記の変更が追いつかなかったのか、明洞の化粧品店では、
黒マジックで商品のパッケージに直接手書きで商品名の中国語訳が書かれ
ていました。私は中国語は見慣れているので、あまり奇異には思わないので
すが、知らない人が見ると、ちょっとギョッとするかもしれません。

*今回はここまで。続きは次回に!(^^)!
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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