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朝日新聞be 作家の口福 川上弘美「しょぼ飯欲」に共感  ソウルのしょぼ飯生活

2013年6月29日 朝日新聞be 作家の口福 川上弘美
人には「しょぼ飯欲」があるに共感。
ソウルでの自分の食生活と、重なる部分があるからです。

内容を、簡単に紹介すると……
料理を作りはじめてから、約30年。
でも、長く作っている割には、上達しない。
野菜をよりこまかく刻むというようなことには習熟したけれど、
味が格段においしくなったわけではない。
外食をすると、そのおいしさに感心する。
好みも違う多くのお客の口に合うものを作るなんて、私には絶対できない。
じゃあ、上達しない自分の料理を、しぶしぶ食べているのかというと、
そうでもない。

とあり、その後にこのように書かれています(原文引用)。

しばらく旅などをして、おいしいものをたくさん食べて家に帰ってきた時。
ああ疲れた疲れた、なんて言いながら、冷蔵庫に残っている前の前の晩の
おいもの煮つけだのつくだ煮だのを、適当にささっと作ったおみおつけと、
解凍したごはんと一緒にしょぼしょぼ食べる時の、あのおいしさたるや。

じつはわたし、人には「しょぼ飯欲」があるんじゃないかなと、このごろ
とみに感じるのだ。……


ここを読んで、私は一人大きくうなずきました。

韓国に住んでいるので、本場の韓国料理は食べ放題?です。
でも実は、韓国料理を食べる頻度は、そんなに高くない。
ソウル在住者同士で外で食べるのは、韓国料理以外が多い。
和風の居酒屋、洋食屋。中華がおいしくないのが残念ですが。
日本から知り合いが来ると、外で続けて韓国料理を食べるけど、
「こんなに連続して韓国料理を食べるなんて、久しぶりだなあ」と
その度に思います。

でも、自分のソウルでの食生活を何よりも支えているのは、
他でもない「しょぼ飯」。
私は今まで、「おうちごはん」と呼んでいたけど、このエッセーを読んで、
確かに自分が家で食べてるのは、しょぼいなあ~と。
トマト、パプリカ、セロリ、キャベツ、長いも……
ほとんど「切っただけ」で、何もかけないか、せいぜい日本食材コーナーで
買ったゆずポンをかけて食べるくらい。
大根や人参などは、テキトーに調味料を使って我流の浅漬けを作ったり。
もやしは、炒めるだけ。時々カレー粉で、味に変化をつける。
味噌汁は、野菜を切らした時は、日本から持ってきたお麩や乾燥ゴボウなど、
具は乾物類だけで。

……外で食べる手の込んだ料理と比べたら、格段に劣るけど、でもこれが
おいしい。日本の海苔を巻いて、よくおにぎりも作ります。
しょぼ飯を食べると、ほっとします。外国で、何とか健康に暮らせているのも、
しょぼ飯のおかげかな、と思ったりもします。

でもきっと、日本に完全帰国したら、本場の韓国料理が懐かしくなるでしょう。
どんな料理が食べたくなるかな……などと、今から想像しています。
次回は、その話を。

写真は、私のしょぼ飯生活を支える、農協スーパーのチラシです。

2013年7月2日 ハナロ広告



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ぱんだは、笹が命@(・●・)@
  • posted by ぱんだパパもん 
  • URL 
  • 2013.07/02 13:03分 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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