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韓国で、接待禁止法施行 接待文化は変わるか?

最近新聞で、韓国の接待禁止法が話題になっています。
昨日9月28日、金品の授受などを禁止する「請託禁止法」が施行されました。

同法の詳細は、報道を見ていただければと思います。
毎日新聞今日9月29日の記事の一部を書くと、

職務関連でも社交や儀礼目的の場合は、会食3万ウォン(約2800円)、
贈答品5万ウォン(約4600円)、冠婚葬祭10万ウォン(約9200円)までは
許容される。
違反すれば最高で3年以下の懲役または3000万ウォン(約280万円)
以下の罰金となる。


法施行で、年長者や企業が会食費用を一括支払いしたり、担任教師に
贈答品を送るなどの文化が激変すると見られている。
不正な依頼をした側も罰せられるので「全国民が対象」とも言われる。


飲食店、特に高級店への影響は大きいようで、早速合法の金額内におさ
まるよう、新たに価格設定をした店もあるようです。

韓国の飲食店で、
「私がおごりますよ~」
「いや、私が~」
と、酔っぱらったおじさんたちが、互いに譲らない光景を見たことがある人
も、きっといるでしょう。
私も、何度も見ましたし、日本の飲食店でも韓国人同士がそうしている
のを見たことがあります。
ああいう光景が法施行によって変わるかも、ということです。

個人的には、食事の度にきっちり割り勘はあまり好きではありません。
特に、1円単位まできっちり割る人、大嫌い。
今回は私が支払って、次はじゃあお願い、くらいが私は楽です。
相手がうんと年下なら、こっちが持つのが基本でもいいかな、と思うし。
ただ、日本ではそれを若い友達にすると、かえって負担に思うようなので、
日本では基本割り勘ですね。

韓国では、自分自身の仕事でなく家族の仕事についていった私も、
接待文化をあちこちで感じました。
そのほうが人間関係も円滑に進む場合もある、と感じたのも正直な気持ち
です。(もちろん悪いことにつながるのは例外です)。
が、やはり行き過ぎはよくないですね。

仕事がらみにかぎりませんが、私が接触した人たちは、多くがきちんとして
いて、後で感謝の気持ちを何らかの形で表してくれました。
それは、お金を使って礼をするという意味では決してなく、外国人では
よくわからない所を案内してくれるとか。
見返りがどうこうより、感謝の気持ちを持ってくれていることそのものが
ありがたかったです。
メッセージだけでもいいんです。

ところが残念なことに、一部の人は、おごられるのが当たり前みたいに
なっていました。
しかも、どこに行きたいか尋ねると、連れて行かれるのは高い店だったり
して。
それは、韓国人にかぎらず、日本人にもいました。
ちょっとおかしいな、と思ったら、そういう人とは接触しないようにしました。
そういう視点で人を判断するのは嫌ですけれど、我慢して付き合うともっと
嫌な思いをするので、相手がどんな人か判断するのに、すごく気を遣い
ました。
こういうことは、文化による違い以上に、個人差が大きいかもしれません。

韓国の人に、この法は受け入れられるのでしょうか?
違和感を持ったり、困ったと思ったりする人もいれば、中にはちょっとホッと
した人もいるのでは、と思います。

韓国に住んでいたとき、フードコートで一人ランチを食べている女性を
たまに見かけました。
外で一人ごはんを食べる人があまりいない韓国で、しかも若い女性が、
どうしたんだろう? 友達がいない?
気になって、韓国人に聞いてみたところ、
それは友達がいないからというより、年下の社員たちにおごりたくないから
じゃないかな、という答えが返ってきました。
高給取りなら別として、収入も少ない若い女性に、同僚何人分もの食事代
を払うのは、すごく負担だからね。一人暮らしだったらよけいそうじゃない
かな、と。
なるほど。
取引先への接待とはまた違う話ですが、つながるものはあると思います。

以前専門学校で留学生に日本語を教えていたとき、日本でのカルチャー
ショックを授業のテーマにしたことがあります。
ある韓国人留学生は、やはり最初割り勘に慣れなかったそうです。
が、「しばらく経ったら、割り勘はいい習慣だなあ、と思いました」
と。
気楽なんだとも。

ところで、接待の中でも、学校の接待文化(保護者が先生に贈り物をする
など)は、だめです!
これは、韓国だけでなく中国もそうで、日本で学ぶ中国人生徒から、
ひどい話を聞いたことがあります。
贈り物の有無や、贈り物の中身で生徒への待遇が変わるという(@_@;)
もっとも、私が小学生のとき、同じことしているひどい先生が一部いました
から、以前は日本でもあったんですね。

韓国の接待文化が新しい法によって変わるかどうか、見守りたいです。
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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