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鶏も犬も天に昇る

最近、駐在員や特派員の家族が、そういった自分の属性を積極的に出して
ブログを書く、ということをいくつかの間接的な例で知りました。
といっても、そういうものはあるだろうな、ということはわかっていました。
が、私も元そういった属性がありましたが、そういうキーワードでの検索を
ほとんどしてこなかったので、疎遠でした。

属性をどれくらい出すかは、本当に人による価値観の違いがあるので、
いい悪いではなく、今日書く内容は完全に私個人の考えにすぎない、という
前提で読んでいただけたら幸いです。

私がソウル滞在中ブログを始めたのは、知人の依頼からでした。
最初は別なサイトで書いていて、諸事情でこのページを開設、帰国後も
続けているという次第です。

書くときに気をつけているのは、できるだけ身内のことは出さない、という
ことです。
夫の海外転勤でソウルに住んでいたので、何故住んでいるのか、
それくらいはやはり書く必要がありました。
様々なエピソードに夫を登場させることもありました。
が、なるべく差支えない程度にとどめました。

何故そうしたか、理由はいくつかあります。
同じネット上でも比較的閉じた空間なら、夫婦で共通の知り合いも多い
ため、もう少し踏み込んで書きます。
(が、それも拡散してもかまわない程度にとどめるようにしています。
なので、顔写真なんてほとんど載せないですね)。
が、ブログは誰が見るかわかりません。
誰が見てもいい、という前提で書くには、やはり身近な人には迷惑が
かからないようにしたい、と思います。

そんなこと気にせず、何でも好きに書けたらラクだなあとも思いますけどね。
例えば妻として、親として、子として書きたいように書けば、読む人も増える
でしょう。
特に日本って、そういう類の本が売れたりしますもんね。
韓国でも、子どもたち全てをエリートに育てたお母さんの本は、大きく支持
されるみたいです。

私は、そういう視点ばかりから見られるのには抵抗があります。
○○として、でなく、本人がどうかをもっと見てよ!と。
特に韓国での3年間、私自身がどうかを見てくれる人より、○○の奥さん
としてどうか、の評価ばっかり。
そういうのが生きがいになる女性には、こんなに幸せで誇らしい環境は
ないんでしょうけど、私みたいなのにとっては、ずいぶん古い時代に
引き戻されたようで……
もちろん、属性としての自分も存在しますが、その属性を取り去って、
自分という存在だけになったとき、しっかりしたものがある自分でいたい、
と思います。

誤解を招くといけないので書いておきますが、属性を打ち出して何か活動
をしている人を否定しているのではないし、そういう人が「自分を持って
いない」というのではありません。
また、そういったブログや本に助けられる人も、いるでしょう。
ただ私は自分の生き方として、そういう路線はちょっと自分にはできないな、
ということです。
それに、属性から離れた自分自身を、女性はもっと大事にしていいんじゃ
ないか、とも思います。

今日のカテゴリーは「言葉」なんですが、属性に関して思い浮かんだ中国の
ことわざ二つを。
ちょっとこじつけっぽいかもしれませんが(^_^;)

ひとつは、
夫贵妻荣(夫貴妻栄 フークイチーロン)

漢字を見て何となく意味はわかると思います。
夫の地位が高ければ、妻も自動的に地位が高くなる。
夫の名誉は妻の名誉。
(私が中国語の本で見たのは、夫荣妻贵だったかも、と思います)。

もうひとつは、
鸡犬升天(鶏犬昇天 チーチュェンションティェン)

鶏や犬まで天に昇る!?

<喩>一人が権勢を得ると、その親族・縁者までがそのおかげを被る。
語源:漢代の劉安が修行して仙人になると、残した仙薬をなめた
ニワトリとイヌも天に昇ったという言い伝えによる。
(小学館 中日辞典より)

「夫貴……」は、私が持っている紙の辞書では、中国で買った成語詞典に
のみ載っていました。

何も世の奥様方が、こういう人ばかりという意味ではないです(^_^;)
同じ立場同士で、すごく仲良くなった人も何人かいます。
ただ、海外駐在員の奥様方の集まりに義理で何度か出たとき、
「うちの主人があ~」「うちの子どもがあ~」を連発する人がいたので、
その機関銃のように打ち続けられる話を聞くたび、上の二つのことわざが
浮かんでいたのでした♪───O(≧∇≦)O────♪






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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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