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外国語学習 読むことの大切さ ー自分の苦い経験からー

おととい6月19日の、朴婉緒遺稿散文集紹介の記事。
最後につけたしとして、この散文集のような良い文を読むことの大切さとともに、
そう思う理由が、自分の語学学習の失敗経験からくることに、触れました。
今日は、その話をしたいと思います。

62年生まれ(昭和じゃないですよ。西暦です)の私が学校で英語を習ったころ。
同年代の人はおわかりだと思いますが、一部の学校をのぞいたら、
そのころの英語学習は、会話練習のほとんどない、ひたすら英文和訳と、英作文の日々。
英語の先生も、自分の発音に自信がない。
だから、授業で先生が英語をペラペラしゃべるのを、聞いたことがありません。
私は共通一次(古い話ですね)3年目の受験生でしたが、
当時は入試に、聴解なんてありませんでした。入試に出なければ、やらない。
耳から聞いたり、発音練習することなく、ひたすら参考書で単語や文法を暗記。
今考えたら、本当にひどい。これは、語学の勉強じゃないです。
でも、当時はわからなかったので、ひたすら「出る単」などで覚えました。
こんなやり方では、当然、運用能力がつくわけ、ありません。
学生時代、ユースホステルで外国人と一緒になると、英語で会話するのがこわくて、
ひたすら逃げてました。

ところが、私の大学での専攻は、中国文化。
(中国に興味をもったきっかけは、パンダとシルクロードです)
英語での失敗を繰り返さないため、最初からラジオをたくさん聞きました。
中国語は発音が難しいので、発音練習もたくさんしました。
また、80年代アジアの言語は教材が不足していたこともあり、
適当な加工教材がない分、生教材で早くから勉強。
当時はしんどかったけれど、これが後になって効果を発揮。
ゼミの人数が少なく、できる先輩たちと一緒に、たくさんの原文で鍛えられたことや、
先生の配慮で、当時少数だった中国人留学生に会話の先生になってもらい、
話す機会をもつことができたのも、運用能力をつけるのに役に立ちました。
大学卒業後、一年北京に留学、その後も、いろいろな形で、日本で勉強を続けましたが、
常に原文と接し、たくさんの人と交流。
試験勉強はほとんどしなくても、中国語の試験では、比較的いい点数がとれました。
(今はずっとやっていないので、ダメです^_^;)

このような、英語、中国語の学習経験を通じ、たくさん聞き、話すこと、原文を
たくさん読むことの大切さがわかっていたのに、韓国語学習で失敗を経験します。

韓国語を始めたのは、46歳のとき。
東京で、週1回の韓国語教室に、2年間通いました。
1年通った時点で、韓国語能力試験の初級を受け、2級合格。
試験勉強もあまりせず、日頃の勉強を土台に受けましたが、ほぼ満点。
ここまでは、よかった。
3年前の秋、中級を受けるとき、無理をしてしまったのです。
なぜか……
教室、最初はよかったんです。先生にも恵まれたし。
でも、先生がコロコロかわり、いい先生は、すぐに交代。
授業の話題も、毎回毎回ファンミーティング。
私もドラマ見るけど、他の話がほとんど全くできないのは、つらいです。
それに嫌気がさし、やめてしまいました。
独学でも、何とか実力がついたことを、証明したい……そう思いました。

もうひとつ、どうしても合格したかった理由があります。
私は、東京に引っ越す前、大阪の高校で講師をしていました。
外国人生徒に日本語を教える、大好きな仕事。
家族の転勤で泣く泣くやめ、自分の職業を失った悔しさを、晴らしたかった。
おそらくこの気持ち、経験した人でないと、なかなか実感できないでしょう。

ところが、当時の私に中級の実力など、ない。
3級は、大丈夫。でも、4級合格には、量的にたくさん勉強しないと、
という段階でした。
でも、どうしても4級受かりたい。
どうしたか……ひたすら過去問を解き、試験対策勉強をしたのです。
語学教師なので、試験問題もたくさん作った経験があるし、何が出題されるか、
ポイントはわかります。
無事、4級に合格。合格基準をたった3点上回るというすれすれで。
でも、合格は合格です。
自分を証明するものを得たような気分で、悔しいことがたくさんあった私は、
ちょっとスッキリしました。

そして、家族の転勤で2年前ソウルへ。
延世大語学堂のプレースメントテストを受けます。
無理してはいけなかったんですが、4級受かっているのに、悪い点数取りたくない
気持ち(見栄?)があり、受験前試験勉強をしてしまいました。
やはり要領よく勉強してしまうので、試験では見事、家で勉強した問題が、
出題されました。めでたく?、5級から開始に。
ところが、ここから苦しみます。
テストだけは、要領よく点数が取れてしまうのですが、とにかく、読めない。
授業中、一人ずつ音読させられるのが、とても苦痛でした。
ハングルが、記号にしか見えない。
配られたプリントを、その場でぱぱっと読むことが、できない。
中級の勉強を、たくさん聞き、たくさん話し、たくさん読み、たくさん書くことなく、
ほとんど試験勉強だけで無理やり通過させてしまった。
そのツケが、上級クラスに入って、まわってきてしまったのです。

そうした苦い経験から、語学堂卒業後はずっと、新聞や本を読むようにしています。
7級に通っていたとき、若い学生の要望で、授業で高級試験対策も勉強しました。
勉強しながら、「6級うかった」って言いたいナ……そんな気持ちがよぎりながらも、
私には試験合格証より、まずたくさん原文を読むことが大事なんだと言い聞かせています。
ソウル滞在中、韓国の本を10冊読むのが、一番の目標です。
今、5、6冊目を並行して読んでいます。
実現できるかどうかわからないけど……
あ、もちろん、数にだけこだわっているのではないですよ。内容第一!
そしていつか、試験対策は直前に形式的なことにとどめ、日頃の実力で受けられる
日を迎えられるよう、がんばろうと思います。

外国語学習については、書きたいこと、いっぱいあります。
話されている国に行かなきゃいけないのか、日本ではできないのかとか……
少しずつ、自身の経験もまじえながら、書いていきます。
一緒にがんばりましょう(^-^)




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Comment

 

ぱんだパパもんも、中国語勉強するぞ といって、五年が過ぎました。とほほ。
  • posted by ぱんだパパもん 
  • URL 
  • 2013.06/26 17:43分 
  • [Edit]
  • [Res]

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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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