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『本物の英語力』に学ぶ 語彙不足はどうすればいいか 続き

語彙不足はどうすれば克服できるのか。
たくさん読むことです。

『本物の英語力』では、読み方として、精読も多読も大切と書かれています。
多読の進め方の要点をまとめると……

自習では、多読がおすすめ。
細かいことには拘らず、楽しみながらざっと読む。
知らない単語は無視。
ただし、内容把握に大きく関わる単語は調べる。
そして、こうして調べた単語は定着しやすい。

私も、「多」まではいかないかもしれないですけど、自宅で中国語や韓国語
の本を読むときは、このやり方です。
300~400ページの本、わからない単語をいちいち調べていたら、膨大な
時間がかかってしまうので。
でも、著者が言う通り、この単語がわからないと全体の意味がわからなく
なる、というようなときは、調べます。
そしてやはり、こういう単語は印象に残るので、忘れません。

精読については、やり方のコツとして、大体次のように書かれています。
同時通訳者が専門用語を覚えるとき、専門分野に関する書籍や資料を
精読し、専門用語集を作るのだそうです。
その際、今はパソコンを使うことが多いが、手書きすると記憶に残りやすい
気がする、と。
そして44ページに、次のように書かれています。

同時通訳の大先輩であった國弘正雄さんは、洋書を読んでは英語らしい
表現、洒落た言い回しなどをカードに書き出していました。
それも、覚えておきたい単語や語句だけでなく、それが登場するセンテンス
を丸ごと写すのです。時にはパラグラフまで。
ひどく手間ひまのかかる作業ですが、それだけやると単語や表現が確実に
頭に入ります。そして、その表現がどのような文脈で使われているのかを
書きとめるので、自分で使えるようになります。


このくだりを読み、私は、私のやり方が間違っていなかったことを確認し、
これで人に自分の学習法をすすめやすくなる、とうれしくなりました。
中国語はまさに、このやり方でずっと勉強してきたからです。
そして韓国語も、中国語の経験をもとに、文を読んでいて印象に残った
単語やセンテンス、そしてパラグラフをノートに書いています。
エッセイの場合、よほど気に入れば、最初から最後まで丸ごと書き写し、
かみしめながら音読します。
名文が、自分の身体にしみこんでいくような感覚です。
まわり道のようですが、実はこれが語彙を増やし、運用能力をつける最も
大切な、確実なやり方ではないかと思います。
それに、やみくもに暗記するよりずっとずっと楽しいのです。

先日の訪韓で、仁川官洞ギャラリーを訪れ、本当に運よく、戸田郁子さんと
いろいろ話ができました。
朝日新聞「グローブ」の韓国のベストセラー紹介欄のことがずっと気になっ
ていて、聞いてみました。
毎回あれだけの量を、忙しい中どうやって読みこなしているのか。
やはりかなり集中しないと量はこなせないということで、他の用事をたち
本だけに集中する時間を作るのだそうです。
そしてその中で、とても印象深い話がありました。
気になった単語は、単語カードに書き出し、カナタラで整理しているのだ
そうです。
あれだけの韓国語力をお持ちですから、もうそういう作業も卒業されている
のかなあ、と思っていたので、びっくりするとともに、感激しました。
かなり堪能な方でも、地道に努力を積み重ねているのだ、と。
戸田さんいわく、通訳や翻訳で同じ表現をするにしても、より的確な、
より豊かないい表現を使いたい、と。
とても励みになる、貴重な言葉でした。

写真は、私が韓国語の文を読んで印象に残った言葉を書きとめたノート。
欠点は、いつどこに書いたかわからなくなっちゃうこと(^_^;)
あの表現、どこだったかなあ~と、何ページもめくって探すこともしばしば。
しかも、字がきたないし。
戸田さんのお話をうかがい、私もこのノートをもとにカードに書き写し、
調べやすいように並べ変えようかな、と思いました。

2016年5月9日撮影 気になる表現ノート
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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