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日本語と韓国語 意外な発音の共通点

韓国語の面白さについて、時々書いてますが、私の元々の仕事は、
日本語教育、日本語教師養成、中国語。
韓国語は、40代後半に始めました。
だから、まだまだなのですが、元の仕事との関連で見えてくることも、
いろいろあります。
これからは、そんなことも少しずつ紹介していこうと思います。
以前、ある公式サイトで書いていたブログと、内容的に重なるものもあるので、
前から見ていただいていた方には、繰り返しで、すみません。
おさらいだと思って、お付き合いくださいね。

今日のテーマは、日本語と韓国語の発音の共通点。
(「意外な」と書きましたが、日本語史を勉強した人には、意外ではないかも
知れません。)
「ラ行」「ㄹ(リウル)」についての話です。
ご存知の通り、中国語では「李(リ)さん」「林(リン)さん」と、
ラ行で発音する苗字も、韓国語では、
「이(李 イ)さん」「임(林 イム)さん」になります。
ところが、語中にくると、「산림(山林 サルリム)」のように、
ラ行に変化します。
他にもいくつか例をあげてみましょう。

나주(羅州 ナジュ) 신라(新羅 シルラ) 
연락(連絡 ヨルラク) 관련(関連 クヮルリョン)
유학생(留学生 ユハクセン) 정류장(停留場 チョンニュジャン)

「羅」「連」「留」いずれも、語中では「ㄹ(リウル)」(以下「リウル」と表記)
ですが、語頭ではリウルになりません。
紙の韓国語辞典をお持ちの方は、リウルのページをご覧ください。
他の文字と比べ、とても薄いことに気づくでしょう。
そして、語尾としての「ーㄹ」の機能についての説明か、
単語は「라면(ラーメン)」「레저(レジャー)」などの外来語しか
載っていないことがわかります。
そう、韓国語では、外来語を除き、固有語や漢字語の語頭には、
リウルが来ないという特徴があるのです。

でも、これと日本語、どういう関係が?
実は日本語も、日本固有の和語(大和言葉)は、語頭にラ行が来ません。
それでも、日本の国語辞典が、韓国語のリウルほど薄くないのは、
漢語の語頭が「ラ行」で発音されるからなんですね。
例えば、「連絡」は、日本語も韓国語も漢字は一緒ですが、
発音は、「レンラク」と「ヨルラク」。
でも、辞書にある日本語のラ行、漢語以外は、カタカナ表記される外来語しか、
基本的には載っていないこと、ページをめくってみるとわかります。


韓国語の勉強を始めてから、日本語史で学ぶ内容と重なることが多く、
驚きの連続です。韓国語固有の特徴に見えるパッチムも、それらしきものが
昔は日本語にありましたから。(これは、「入声」といいます。)
ただ、私も詳しく調べたわけではないので、今回はこの辺までにしておきます。


……といいながら、もう少し続きを。
私たちが悩まされている、韓国語のたくさんの「母音」も、
もとは日本語とも、もしかして関係があったのかな?と考えます。
古代日本語は、8種の母音があったと言われていますから。
複合母音も。「観」は今のように「カン」ではなく、もとは日本でも、
「クヮン」と発音しましたから。


日中韓の言葉の発音の変遷を調べると、いろいろわかって面白いだろうな~
と思い、専門書を数冊買ってみたものの、なかなか調べが進まず(^_^;)
日韓はもちろんですが、実は発音でいうと、韓国語と広東語は、共通点が
もっといっぱい。これも、おいおいに紹介していけたら、と思います。
なんか話が、ラ行の話から広がってしまいましたが……


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Comment

 

ぱんだの語頭は、激音?
  • posted by ぱんだパパもん 
  • URL 
  • 2013.06/15 14:07分 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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