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おすすめ映画 『牡蛎工場』

今週はじめ、ブログのアップもお休みしたとき。
先週千葉県に住む母と電話で話していて、急に会いに行くことになり、
行ってきました。
せっかく関東に行くので、好きな博物館美術館にも、と思ったものの、
初日は月曜日。行きたい所はどこも休館日。
どうしようかなあと考えていたら、出発前の21日、毎日新聞に出ていた
記事の見出しが目にとまりました。

漁村にみる文明のゆがみ 映画「牡蛎工場」

という、事前取材やナレーションを排した、想田和弘監督の「観察映画」の
紹介記事でした。
記事を読みとても面白そうだったし、朝鮮通信使ゆかりの地である
岡山県・牛窓が舞台でもあるので、よしこれを見よう! と決めました。

映画の内容や上映情報などについては、こちらを↓

www.kaki-kouba.com

なかなか見応えがあり、いい映画でした。
前述の毎日新聞の記事に、

カキの出荷作業で忙しい小さな漁村を
舞台に、過疎化や高齢化、グローバル化、
東日本大震災の影響など、今の日本が抱え
る問題を浮かび上がらせている。


と書かれているのですが、まさにその通りでした。

牛窓は、昨秋ブログでも紹介しましたが、私にとっては朝鮮通信使ゆかり
の地、風光明媚な所。
岡山がカキの産地だということは知っていたけど、牛窓の人々がどんな
仕事に就いて暮らしているのか、カキはどのようにして育てられ採られ
出荷されるのか、など、暮らし、営みとしてほとんど考えたことがあり
ませんでした。
そんな自分を反省するとともに、とても勉強になりました。

新聞記事やパンフレットにも書かれていますが、私も特に印象に残った
のは、宮城県南三陸町から牛窓に移住してきた男性とその家族、
それと中国からの研修生です。
研修生は、牛窓に来る最初のころは通訳が同行するけど、
実際に作業が始まってからは、通訳なしなんですね。
作業中はもちろん、料理をするときや家の中のものを使うときなど、
ひとつひとつの細かいことの意思疎通がとても大変な様子がわかります。
そんな中、移住してきた男性の奥さんが、中国語の教科書を開き、
子どもたちもそれをのぞいて読んでみる……
という場面も印象的でした。

今書きながら、ふと韓国のことも思い出しました。
東南アジア(特にベトナム人)や南アジアから韓国に嫁いだ人たち。
地方に多いです。私のソウルの知人も、週末そういった人たちの相談窓口
のボランティアをしに行っていました。
また、地方は外国人労働者も多い。
片田舎のバスに、おそらく南アジア出身と思われる人たちが何人も乗って
きたことがあります。
日本も韓国も、実は都会以上に田舎の「グローバル化」のほうが進んで
いるのかもしれません。

大きな事件や事故、または劇的な展開がなく、2時間以上続く映画ですが、
最後まで集中して見ることができたし、長さをあまり感じなかったです。
終了後時計を見て、あれ、こんなに長い時間上映していたんだ、と初めて
気づきました。
小さな舞台しかも多くの人が詳しくは知らない地方の町、一見平凡な日常
から見せるのはかえって難しいことかもしれないけど、実はそれこそが大事
なことなんだな、と改めて思いました。

渋谷の[シアター]イメージフォーラム、初めて行きました。
関東出身で東京に住んでいたこともあるのに、渋谷の地理がよくわからず。
「宮益坂」も最初読めなかったです。
自力でたどり着こうとしたけど、結局GPSに頼ってしまいました(^_^;)
全国でも順次上映されるそうですよ!(^^)!
2016年2月22日 シアターイメージフォーラム 牡蠣工場ポスター

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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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