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韓国の原書を読むようになったきっかけ――中国語の読書体験から

昨年末、韓国語の勉強を始めてから通算20冊の原書を読み終えた、
と書きました。
まだまだこれからではありますが、この20冊+新聞、子どもの学習書、
料理本、絵本など韓国の本から得たものは、実にたくさんあります。

では、私が原書を読むことが大事だと思っているのはなぜか、
原書を読むようになったいきさつは、など何回かに分けて書きたいと
思います。
今までも似たような内容を何度か書いてきたので、繰り返しになって
しまう部分もあるかもしれません。
が、比較的新しく訪問を始めた方もいらっしゃるかと思いますし、
ブログ記事通算600回近くになり、私自身もいつ何を書いたか、
探すのがむずかしくなってしまっていますので、改めて書きたいと
思います。

原書を読む行為は、韓国語にとどまらず、どの外国語を学習するに
おいても大事なことだと思います。
学習目的にもよりますが、会話主体に習得したい場合でも、読むことに
よって培われるものが、聞いたり話したりするときにも支えになるので、
やはりなるべく読んだほうがいいでしょう。

今日は、私が韓国の原書をなるべく読もうと心掛けていた、そのきっかけ
についてです。
きっかけは、韓国語そのものにあるのではなく、中国語学習体験から
でした。
80年代に通った大学では、1年次に教養部の授業で第二外国語として
中国語を学び始め、2年次からは中国文化コースという専門課程に
進みました。
最初の一年間教養部で学んだ中国語は、哲学や古典文学専門の教授が
担当していました。
つまり、中国語自体を専門とする先生に習ったのではないということです。
一クラス50人以上という大所帯のクラスもあり、とても話せるようなレベル
ではありませんでした。
一年間で、你好, 谢谢, 再见がやっとでしたね^_^;

そんなほとんどできないレベルのまま専門課程に入り、いきなりいくつ
ものゼミに入ることになり、古典にせよ現代文にせよ、いきなり原文を
たくさん読まされました。
私と同学年で中国文化を専攻したのは、当時私以外にたった1人。
しかもその学生は、授業にはほとんど出席してこないので、私は勉強熱心な
先輩に囲まれ、肩身の狭い思いをしていました。
ゼミの数も、学年を問わず中国文化専攻者が少なく、参加者を増やすため
卒業に必要な単位数以上に履修しなければなりませんでした。

毎日毎日、わけのわからない漢字がいっぱい並ぶ文を予習する日々……
漢文は句読点がないし。もちろん、返り点もついていません。
全部自分でつけなきゃいけない。
現代文は、句読点はあるものの、外来語も固有名詞もとにかく全て漢字
表記ですから、これもどれが名詞でどれが動詞なのか、文の構造が全く
わからず。
固有名詞がずらっと並んだ部分も固有名詞とはわからず、一字一字全て
訳し、先生や先輩に大笑いされました。
笑って返す余裕もなく、ただただ泣きたかった。
私はわけわからん漢字の羅列を解読するために大学に入ったのだろうか
? とひどく落ち込みました。
周りの学生たちの楽しそうな姿とのギャップを感じ、本気で退学したいと
2年のときは考えました。
数週間不登校、引きこもり状態。親には泣かれるし……

そんな状態のとき、今は亡き寡黙な父が、心配し引きこもりの私に会社
から電話をかけてきて、こう言ったのです。
「他にどうしてもやりたいことがあって退学するなら構わないけれど、
ただ勉強がしんどくて逃げで辞めるようなら、社会に出てもっと苦しむ
ことになるよ。世間は大学よりもっと厳しいから」と。
亡父は、何か事情があって高校卒業後に入った学校(専門学校か職業訓練
的なとこか、よくわからないのですが)を途中で辞め、後悔していたようなの
です。
娘を心配する気持ちと、自身の体験からの忠告、だったのでしょう。
私はしんどさを抱えながらも、また大学に通い始めました。

すると……2年の終わりごろには、原文が読めるようになってきたのです。
3年になったらもっとできるようになりました。
難しい中国語の発音にも慣れてきました。
文が読めるようになったことと、3年時に見た中国映画がとても面白かった
ことなどもあり、勉強が楽しくなりました。
チンプンカンプンだった漢文さえも。
本当に大変だったけど、一字一句調べ積み重ねてきた結果、読む楽しさを
覚えたのです。
そして中国語でどんなものを読んだか、それは自分の生き方やものの
見方にどういう影響を与えたか、また続きを書きたいと思います!(^^)!
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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