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毎日新聞『国をつなぐ若者たち』 勤務していた学校が記事に

今週14日火曜日、毎日新聞の夕刊に、私にとってとてもうれしい記事が
載りました。

『国をつなぐ若者たち』という大きな縦書きの見出しの左横に、関連する二つの
記事の横書きの見出し。
そのうちの一つが『大阪 中国籍高校生が通訳ボランティア』という記事で、
まさに私がかつて勤めていた大阪府立八尾北高校の話が載っていました。

sp.mainichi.jp 中国籍高校生:大阪の地下鉄駅で通訳ボランティア

今、「爆買い」などで中国人観光客が大きな話題になっていますが、
大阪の繁華街には本当にたくさんの中国人観光客が来ています。
急増する観光客に対応するため、中国語が話せるスタッフを置く店も増え
ましたが、言葉の対応が必要なのは、店にとどまりません。
大阪市の交通局もそう。が、英語以外の外国語を話せる人材が少ない。
そこで、6月から試験的に日中両言語できる生徒の受け入れを始め、
6月に2度梅田、なんば両駅で八尾北高と門真なみはや高の生徒計15人に
通訳を務めてもらったそうです。
夏休みも10~15日間依頼を予定しているそうです。

発案をしたのは、八尾北高校非常勤講師でNPO法人「おおさかこども多文化
センター」事務局長を務める橋本義範先生。
私も在任中大変お世話になった先生です(私の勤務当時は教諭)。
市交通局に通訳ボランティアを提案したのは、
「母国語を生かして役に立てれば、生徒も自信を持てるようになる」との考え
からだったそうです。

私は八尾北高に勤める前、外国語専門学校で働いていました。
日本人学生と留学生両方を教えていたのですが、一部を除きほとんどの
留学生にとって日本語は、しっかりした母語を持った上での大人になってから
学習する外国語。
ところが、子供のとき来日して日本の学校で学ぶ外国籍の生徒にとっては、
そうじゃない。
来日の年齢、学習環境、家庭環境その他、様々な要素が絡み合うので、
簡単にまとめることはできませんが、少なくとも「母語」に関しては留学生と
高校に通う外国人生徒は大きく違うなあと感じました。
場合によっては、母語の能力自体をほとんど失ってしまったり、そこまでいかなく
ても母語に対する愛着や誇りがなくなったり嫌になったり……
心理的な影響も多大です。
彼らと接し、日本語を身に着けるとともに母語をしっかりと維持させゆるぎない
ものにすることが、どんなに大事か、見にしみました。
ですので、その母語が社会の役に立ち、自分に自信が持てるようになるという
この取り組みが、ぜひ続き、発展していってほしいと願います。

今まで外国人生徒関連の活動というと、民俗衣装を着て踊りを披露とか餃子
パーティーみたいなのが少なくありませんでした。
それも楽しいし、大事な取り組みだと思います。
が、ずっとそれだけでは同じ所にとどまってしまう。
今回のような、母語を生かす取り組みは、生徒自身の自信や成長になるのは
もちろん、日本社会にとっても、彼らから刺激され、さらに深い国際交流に
つながるのではないかと期待しています!(^^)!

2015年7月14日毎日新聞夕刊 国をつなぐ若者たち
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Comment

嬉しい 

感動しています。
ブログを読ませていただいて、
私も知ることができました。
ありがとうございます。(^-^)
  • posted by こいと 
  • URL 
  • 2015.07/18 09:58分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: 嬉しい 

こいとさん、ありがとうございます(*^_^*)
いろいろ見てきているだけに、本当にうれしいですね。
それにしてもなかなかいいアイデアだなあと思います。
これからも、こういった社会と結びつく形で生徒たちが活躍できますよう!
  • posted by はこ 
  • URL 
  • 2015.07/21 11:54分 
  • [Edit]
  • [Res]

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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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