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立命館大学国際平和ミュージアム 山本宗補写真展 戦後はまだ…刻まれた加害と被害の記憶

先日、立命館大学国際平和ミュージアムで開催中の

2015年度 春季特別展
山本宗補写真展
戦後はまだ…
刻まれた加害と被害の記憶

を見に行ってきました。

2015年5月30日 立命館大学国際平和ミュージアム

この特別展を知ったのは、先月毎日新聞に載ったひとつの記事からでした。
「戦争 加害と被害 70人の声 ジャーナリスト山本宗補さん 京都・北区で写真展」
という見出しと会場の様子を写した写真に目がとまり、記事を読んで、
これは行かなきゃなあと思って行きました。

次の写真はパンフの一部を撮ったものです。今回の特別展の内容がどんなものか、
ここからわかると思います。

2015年6月1日撮影 山本宗補写真展 パンフ

会場では、戦争体験者70人の写真と、その下には取材で語られた一人一人の
体験や気持ちが書かれています。
正直、読むのは辛いです。内容的にもとても重いし、細かい字、決して短くない文を
読むのは疲れる作業でもあります。
でも、写真展とはいっても、写真だけ見るのでなく、やはり文を読むことは必要だ
と思いました。写真を見、文を読み、また写真を見る。その繰り返しでした。
が、最初の何人かを読んだころから辛くなってしまい、あとで約束が控えていて時間
的に制約があったこともあり、私は半分見るのがやっとでした。
家から片道2時間はかかるし、決して便利な場所ではないので、かなり気合を
入れないと行けないですが、それでも、あと一カ月くらい開かれているので、
もう一度行き、見残したところをじっくり見たいと思います。

私は個人的には、○○はなかったとか、いまだに執拗に日本を責め立ててくる
向こうの国が悪いとか、いいこともしたとか、そういう考えは持てません。
が、この写真展で体験を語っている証言者の中にもいる、戦場で加害行為をした
人を、悪いやつとばかりに責めることも、できません。
自分を安全な位置に置き、当時のそういう人たちを責めるのはどうか、と考える
からです。自分がもしこの証言者の人たちと同じ時代に生まれていたらどうだった
か、とちょっと想像して考えることが大切です。
私もきっと、戦時中に生まれていたら、軍国少女になっていたかもしれません。
いや、自分の性格からして、そうなったでしょう。
あの当時に、自分が「戦争反対」と心から考え、堂々と言うことができただろうか
……全く自信がないです。
この写真展の証言者の話からは、そういった「自分がもしこのころ生まれていたら
どうだっただろうか」ということも考えされられます。
戦争は過去の問題にとどまらず、今の問題でもあります。
感覚が鈍くなっていたら、またおそろしい時代に逆戻りしかねません。
そうならないようにするためにも、この写真展に、多くの人が足を運んでくれたら、
と願います。

特別展は、2015年7月4日(土)まで。
9:30~16:30(入館は16:00まで)。月曜休。
大人400円、中高生300円、小学生200円。

付近には、金閣寺、龍安寺など見どころも多いです。
今回私は、立大近くの堂本印象美術館で開催中の『三輪晁勢―色彩の歓喜』展も
見ました。こちらは今月14日までです。
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はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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