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『私の文化遺産踏査記 日本編3 京都の歴史』を手に嵐山を訪れて 2

前回の嵐山の続きです。
渡月橋の近く、道路からちょっと奥に入った所に、『踏査記』著者のお気に入りの
(行きつけの?)甘味処があります。
その店のすぐそばに、小さな神社・大井神社があります。
大堰川の守り神、また商売繁盛の神として古来住民の信仰が厚い神社で、
一説には秦氏が堰を築きこの地を開拓したとき、治水の神として祀ったのが、
この神社の始まりだと言われています。

『踏査記』には「허름한 신사」(ホルマン シンサ 古びた神社)と書かれていますが、
その通りで、しかも私が訪れたときは工事中でした。

2015年2月1日 嵐山 大井神社 工事中

これじゃあお参りもできないかなあ、と思ってもう少し進んでみると、一応お参りは
できるようになっていました。

2015年2月1日 嵐山 大井神社 正面

嵐山では、いろいろ考えさせられました。
恥ずかしい話ですが、京都の治水工事に渡来人が深く関わっていたことについて、
私は『踏査記』を読むまで何も知りませんでした。
今回訪れた場所は、いずれも初めてで、しかも存在すら知らなかったのです。
おそらく、一ノ井堰碑以外は、何度も前を通っているはずなのに。
では、日本ではこういうことが紹介されていなかったのかというと、そうではなく、
調べてみると、日本語でもいろいろ資料が出てきました。
渡来人ゆかりの場所といえば、私は九州、奈良、滋賀などは思い浮かぶのですが、
京都の場合はイコール日本的、日本文化を代表する場所というイメージが先行
するので、なかなか結び付かなかったです。
先入観はちょっと脇に置いて、いろいろ勉強しなきゃなあと思いました。

さて、著者お気に入りの甘味処の話が出てきたので、ちょっとその話を。
といっても、今回お店には入っていないので、残念ながらグルメ紹介ではないです。
入りたかったんですけれど、一人だったし、時間があまりなかったし。
それに、休日観光地でおひとりさまって、ちょっと勇気要ります(^_^;)
日本編シリーズを読んでいると、著者が日本でぜんざいを食べるのを楽しみにして
いるのがわかります。
特にこの嵐山のお店(のむら)が好きなようですが、お気に入りの理由は、美味しさ
だけではないようで、お店の方の接客の仕方や、テーブルにさりげなく置かれた花や
陶器などに見えるおもてなしの心がすばらしいと書いています。
ここだけではなく、『踏査記』には、日本を訪れて感心した事柄がいくつも書かれて
います。でも韓国では、あまり日本の長所を褒めると親日派と見られてしまう。
日本人からすれば、親日という言葉はプラスイメージですが、韓国では決して
そうではない。いいと思った点について率直に書くというのは勇気が要るでしょう。
私は、日本が褒められてうれしいというよりは、著者のそういった率直な姿勢が
うれしいし、勇気づけられます。
自分自身が外国文化と接するときも、そうありたいと思います。

嵐山では、竹林も訪れました。外国人観光客のほうが日本人より多かったです。

2015年2月1日 嵐山 竹林
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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