Entries

韓国 性別による役割への意識の変化

昨日のブログ記事の最後に、韓国では性別による役割への意識が変化してきている
と書きました。今日は、それをあらわす新聞記事を紹介したいと思います。

2012年10月10日の韓国紙・毎日経済新聞。
小さな記事でしたが、エプロン姿の息子や婿に肯定的な人60%という見出しが目に
留まり、切り抜きました。

女性政策関係のある調査が2011年5~6月に実施され、全国の20~65歳未満の
男女3500人が個人面接で回答。
その中で、結婚した息子、婿が料理、皿洗いなどの台所仕事を行うことについて、
10人中6人が肯定的だと答えたのです。
「専業主夫」についても、約40%が肯定的だと答えました。
これはちょっと意外でした。私はもっと低い数字が出るかなあと思いました。
実際に住んでみて、韓国は男社会だなあと感じることが多々ありましたから。
専業主夫の実現は簡単なことじゃないでしょうから、理想論かもしれません。
が、実際に専業主夫をやっているという男性の記事もあります。
まだ読んでないですが、切り抜いてあるので、面白そうなら後日それも紹介したい
と思います。

また、子どもについても、息子が一人はいなければならないと考える人は30%弱。
そうは思わないという人のほうが多く、約40%です。
ただ年齢差もあり、40歳以下の人はほとんどが否定的なのに対し、50歳以上に
ついては、息子がいたほうがいいと答えた人の比率が、若い人より高かった
そうです。
この記事だけを元に言い切ることはできないのですが、このへんは、性差よりは
世代間の考え方の差が大きいかもしれませんね。

「韓国社会には、依然として性差別問題が存在する」と答えた人は、
4人に3人にのぼります。
社会はどんどん変わってきているけれど、人の考え方はそうすんなりと、簡単には
変わらないということでしょうか。
ただこれは男女で感じ方にずれがあり、女性の83.2%が「そう思う」と答えたのに
対し、男性で「そう思う」人は67.8%。
男性は鈍い!? 男社会のままのほうが、楽な面もあるかもしれないし……
あとこのずれには、女性が旧来の女性のあり方に疑問を持つようになってきた
から、社会で、家庭で、矛盾を感じる部分がより大きいのかなあと思います。

私自身は、性差はある程度あるものだと思っています。
が、家事は女性がするものとは見ていません。
現実には、家事の9割以上をやっていますが、当然だと思ってしているわけでは
なく、物理的にやむを得ず、です。
不満はもちろんあるけれど、そういうときは、女性としてではなく社会人として
家事をやっているのだ、と思うようにしています。
私の考え方には、20代のときの中国留学が大きな影響を与えています。
中国では、親しい人の家に呼ばれたとき、旦那さんがエプロン姿で
美味しい料理を作ってくれることが何回かありました。奥さんは接客係。
日本に留学している中国人留学生も、そう。
料理上手の男性、少なくないんですよね。慣れた手つきで水餃子をいくつも作る
様子を見たことがある人も、きっといると思います。
もし中国に留学しなかったら、家事は女性がすべきものとして、いまだに古い考え
にしばられていたかもしれません。

そうそう、最後にもうひとつ新聞記事の紹介を。
2012年12月10日の中央日報。最近人気の配偶者の条件という記事の中に書かれて
いたのですが、結構情報関係の会社が未婚者556人を対象に行った調査をした
ところ、「たとえ美人でも、生活力がなければ、会おうとは思わない」と、男性の
約半数が答えたそうです。簡単に書いてあるだけだったので、「会う」というのが
お見合いなのかどうかよくわかりませんが、とにかくきれいなだけではダメ、
ということでしょう。
「외모지상주의」(ウェモジサンジュイ 外貌至上主義)という言葉の印象が強い
韓国ですが、何かが変化してきているのかもしれませんね。
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

最新記事

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR