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蛇の話

元旦、東大寺に初詣に行ったとき、駅に置いてあるパンフレットをもらってきました。
パンフには、神社仏閣の秘仏公開情報が載っていたのですが、その中で私が
「あ、これはぜひ」と思った秘仏がありました。
それは、奈良・喜光寺の秘仏・宇賀神。
宇賀神は翁の頭を持ち、身体は蛇がとぐろを巻いているという人頭蛇身の石像で、
智慧・財運の神様です。
いつもは夏のほんの一時期しか御開帳されないのですが、今回特別に元旦から
1月15日まで御開帳されるということで、先日行ってきました。

私は犬やネコなど哺乳動物は好きですが、爬虫類は苦手。
それでも、この小さな石像を見に行こうと思ったのは、文化、信仰としての蛇に
関心があったからです。
日本でも蛇信仰についてはいろいろ書かれていますが、特に私が関心を持つ
ようになったのは、韓国で蛇に関わる新聞記事を見てからです。

韓国滞在中の2013年は、巳年でした。
それでこのころ、蛇関係の記事が数紙に出ていたのです。
その内容の一部を紹介します。

十二支の中でも、蛇ほど好悪のイメージが分かれる動物はいないだろう。
一般的なイメージとして、蛇は毒を持つし、舌を素早く動かし音もなくクネクネ移動
するし、目つきも冷たいし、気味悪い動物だ。
一方、蛇は昔から不死、再生の表象でもあった。
それは、脱皮を繰り返し成長していくことから来ているようだ。
また蛇は、胴体を地面に密着させ動くことや、穴を出入りし地深い所に棲むため、
地神としてみなされたり、家屋の下に棲むことから、家の財産を守る家神としても
みられてきた。

……というのが、大体どの記事にも書かれていた内容で、欧米や中南米では
古来蛇はどんなイメージだったのかということにも各紙触れていました。
また、私が特に面白いと思ったのは、「사」(サ。「巳」のハングル表記)や
「뱀」(ペ 蛇の意)という字が入った韓国の地名に関する記事です。
記事によると、「사동」(サドン)、「뱀골」(ペ)など蛇と関係ある地名が
全国208ヶ所。地域別では、全羅南道が最も多く41ヶ所だそうです。
2年前の記事なので、数には変動があるかと思いますが、それにしても興味深い
ことだなあと思います。
日本でも、蛇由来の地名を探してみると面白いでしょうね。

参考記事:2012年12月20日中央日報、2013年1月1日東亜日報、毎日経済

写真は、2013年1月1日釜山の海雲台で撮りました。

2013年1月1日朝 釜山海雲台にて 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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