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京都国立博物館にある石人像

先月下旬まで開かれていた、京都国立博物館の鳥獣戯画展。
大勢の観覧客が訪れた明治古都館の奥に、朝鮮時代の石人像があります。
写真は、その一部です。

2014年11月16日 京都国立博物館 石人像

2014年11月16日 京都国立博物館 石人像 動物

京都国立博物館は、特別展はもちろん、常設展示だけでも見に行くことが
ありました。若いときから通っていた、なじみの博物館です。
でも、石人像の存在は、つい最近まで知りませんでした。
韓国に住んでいたとき、景福宮東側の国立民俗博物館周辺にある石人像が好きで、
よくこの辺りを散歩しました。無料エリアで、気軽に入れますし。
なので、私にとっては、とても懐かしい存在です。

ところが、手放しで喜んでばかりはいられない、ちょっと気になるものが。

2014年11月16日 京都国立博物館 望柱石でできた亭子

亭子(チョンジャ)は、日本語で亭、東屋でしょうか。
支えている4本の柱は、望柱石(マンジュソ)という石柱です。
もともと石人像も、朝鮮王陵にあるものですが、この望柱石もそう。
墓の前の両側にたてられ、名称に表されているように、遠くからでも墓の存在が
わかるよう、標識のような役割を果たすものなのだそうです。

石人像も望柱石も、博物館の前は、大阪の山本家の庭にあったのだそう。
石人像そばにある説明には、山本家にあるときから、望柱石は亭の柱として
使われていた旨書かれていました。
博物館で、このような姿にしたのではない、ということなのでしょうか。
ただ……日本を代表する博物館ですからねえ。
陵墓での望柱石の役割を考えたら、もうちょっと元の姿に戻してあげてほしいです。
完全に、は無理でも。
まあ、歴史的遺物が、時を経て元の姿や役割を離れ、別の姿になったり違った使われ
方がされる、ということは往々にしてあるし、必ずしも悪い事例ばかりじゃないとは
思いますが。こういう問題は、本当にむずかしいですね。

これら石人像や望柱石については、『私の文化遺産踏査記 日本編4 京都の
名所』に書かれています。著者におしえていただき、初めて知ったのでした。
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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