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戦争について考える―戦没画学生の作品を展示する無言館

台風が2週続けてきて、疲れている人も多いのではないかと思います。
季節もいいし、連休。予定変更を余儀なくされた方も少なくないのでは?
韓国人の友人一家は、18号のあと大阪に来て、19号が来る前、帰国しました。
本当に運がいい、と言っていました。
ソウルにいたときは、豪雨はときどきあったものの、台風直撃はほとんどなかった
ような……先日の御嶽山噴火といい、日本は自然災害が多いなあと実感します。

先日東京に滞在したときも、台風18号の状況を見ながら動きました。
台風が来る前に、と、4日長野県上田市の戦没画学生の慰霊美術館・無言館
日帰りで行ってきました。

2014年10月4日 無言館 入口 2014年10月4日 無言館 建物

無言館の存在は、ニュースなどで知っていましたが、実際に行ってみたいと強く
思うようになったきっかけは、京都の立命館大学国際平和ミュージアム
訪れたことです。
同ミュージアムには、無言館の分館があります。
今年7月14日(カテゴリー 文化芸術博物館美術館)、8月15日(カテゴリー 思うこと
あいさつなど)に関連記事を載せています。よかったらご覧ください。

戦争については、ありとあらゆることが言われています。
あまりに意見や情報が多いですから、どう考えていいか混乱しますよね。
そんなとき、戦没画学生の作品をぜひ見てもらいたい、と思います。
思想的なことがどうこうより、若く未来のある人たちが、自分ではどうしようもない
ことによって、前途を絶たれる。それがどれだけ不幸で悲しいことか……
きっと、シリアやウクライナでも、そういった希望をもつ人たちの命が奪われている
でしょう。そう考えると、過去の問題でなく、今の問題でもあります。
日本にとっても、過去のことだけでもなく、他人事でもありません。
感覚が鈍くならないようにするためにも、行ってみるのはいいと思います。
戦争は、遠い他人のことでなく、自分の問題でもある、それを忘れないで、
と戦没画学生の作品は語りかけてきているようです。
ある戦没画学生が、心残りは描いた作品がまだ少ないことだ、という類のことを
書き遺しました。言葉もありません。

無言館のチケットで、そばにある「傷ついた画布のドーム」(「オリーヴの読書館」)
にも入ることができます。
ここで、思わぬ出会いがありました。
小野竹喬の息子さんの屏風絵があったのです。
竹喬の絵が好きで、夏には竹喬美術館のある岡山県笠岡市にも行きました。
そこで、息子さんが戦死したことを知りました。
まさかここで見ることができるとは……
茄子を描いた屏風絵。
生きていたら、どんなにかすばらしい作品をたくさん世に送り出したことでしょう。
残念です。
竹喬の空や草を描いた絵の向こうには、息子さんがいたのだろうか、ふとそんな
ことを考えました。

無言館は、入館料1,000円。
夭折した画家の絵を展示する信濃デッサン館との共通券は、1,500円です。

2014年10月4日 信濃デッサン館

詳しくないけど、韓国で絵を見に行ったときも、戦争との関係をもっとよくみないと
いけないな、と思いました。第二次世界大戦だけでなく、朝鮮戦争のこともあります
から。戦争を芸術面からもっと見る必要性を感じています。

無言館や信濃デッサン館のあるあたりは、ハイキングコースにもなっています。
私も、歩きました。
次回は、そんな話を!(^^)!
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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