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8月15日 今一度原点に

毎年やってくる8月15日。
戦後生まれの自分も、8月はいろいろ考えます。

戦後、といっても、いまだに世界のあちこちで戦いやテロが繰り返され、
尊い命が失われています。
何か起きるたび、本当にやり切れない思いでいっぱいです。

一人一人にできることは、限られているかもしれません。
けど、せめて考えることはできる。
戦争と関係のある場所や博物館に、行ってみるのもいい方法だと思います。
先月(7月14日)、京都の立命館大学国際平和ミュージアムの、韓国人写真作家
が撮った福島の写真展について書きました。
この展覧会は特別展で、もう終わりましたが、常設展示室がおすすめです。
戦争と平和について、どこか一方に偏ることなく、展示されています。
説明を読むのも勉強になります。
親子で訪れてみるのも、いいのではないでしょうか。
場所はちょっと不便ですが、金閣寺や竜安寺という名刹も近くにあるので、
観光もできますよ。

特に印象深かったのは、「無言館」京都館。
長野県上田市にある戦没画学生の慰霊美術館「無言館」の分館です。
一番元気で輝いている若いときに亡くなった学生たちの絵。
生きていたら、この後どんな絵を描いただろうか……
どんなにか無念だったでしょう。
好きなことに取り組めるのがどんなに幸せなことか、実感します。
ぜひ本館を訪れてみたい、と思いました。

最近、戦争に関する諸問題について、どちらの見方が正しいかという争いばかり
繰り広げられているように思えてなりません。
今に始まったことじゃないですけどね。
過去の事実について検証するのは大事だけど、「自分の見方は正しい」という
ことを証明するためにばかり取り組んでいると、反対意見の人を打ち負かすことに
夢中になってしまう。おそろしいです。原点を忘れてしまう。
何のための取り組み?不毛な戦いですよ。
8月6日の朝日新聞に、慰安婦問題特集のインタビュー記事が出ていました。
その中の、吉見義明氏の「被害者に寄り添う姿勢が紙面からうかがえない」
という言葉に同感です。
何のために取り組むのか、今一度原点に立ち返ってみる必要があると思う。
でないと、右と左のただのゲームで終わってしまう。そんなの無意味です。

戦争で亡くなった人たちの命を、生き残った人たちから語られる体験を、
決して無駄にしてはいけない、常にそのことを忘れないようにしたいと思います。



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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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