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韓国のパンチェーン・パリバケットの海外展開ーーアメリカは大衆化路線、中国は高級ブランド

ソウルを訪れた人で、
PARIS BAGUETTE
を見たことのない人は、おそらくいないでしょう。
いまや韓国の小さな地方都市でも、見かけます。

名前から見ると、フランスのパンチェーン?と一瞬思ってしまいますが、
関係ありません。
このネーミングからして、海外進出を考え作られたものです。
2013年10月28日朝鮮日報に、パリバケの海外進出についての記事があったので、
今日はそれを紹介したいと思います。

韓国の従来のパン屋は、
「○○堂」、「○○製菓」、「○○パン屋」
といった名前が主流でした。
80年代、アメリカで製パン技術を学んだパリバケの会長は、
そういった国内だけで通用する名前でなく、将来の世界進出を考え、
世界でも通用する名前をつけました。
ブランドロゴも、エッフェル塔。

パリバケの海外進出は、2004年。
経済大国アメリカ、中国を中心に店舗を増やしてきました。
2009年、海外店舗数45だったのが、昨2012年は137店舗に。
今年の予想は、178店舗です。
国別で見ると、中国が最も多く124店舗、アメリカが29、ベトナムが14、
シンガポールが2。
もうすぐパンの「본고장」(本場)・パリにも開店するそうです。

進出先によって、戦略も違います。
パンが主食のアメリカでは、お手ごろ価格で、種類豊富に。
テイクアウト中心のアメリカのパン屋で、韓国のように店内でも食べられるように、
と新しいスタイルを取り入れました。
最初は韓国系の顧客が主流だったのが、今はローカル客も増えました。

一方中国では、高級路線。
富裕層が主な顧客です。
予約注文専門の豪華なケーキも、韓国より高い値段で販売。
日本円で、3~10万円!
中国の若者の間では、パリバケは、スタバやハーゲンダッツとともに、
高級ブランドの象徴なんだそうです。
中国に住んだことのある韓国人から聞いたんですが、
中国人は、パリバケをフランスのパン屋だと思っているんだそう。
毎日のようにソウルでパリバケを見ている私は、思わず笑っちゃいましたが、
ネーミングがうまくいったってことですよね。

パリバケは、さらに海外展開を進める計画で、目標は、
2020年までに
アメリカ、中国で各1,000店
60ヶ国で3,000店に拡大!


ところで、お味はというと……正直私は、おいしいとは思いません。
ソウルに来たころは、とにかくパン屋というとパリバケばっかりで選べなくて、
買っていました。
が、徐々においしい店もわかってきて、
今は弘大(ホンデ)や上水(サンス)の好きなパン屋で買っています。
いつも混雑しているので、やはり韓国の人も、おいしいパンが食べたいんだろうな、
と思います。
ただ、パン買うためにわざわざバスや電車で出かけるのもなあ……と思うので、
人と会ったり、他に用事があるときについでに寄るって感じです。
日本にいたときより、パン食の回数が、明らかに減りましたね。
パリバケの高級版?漢南洞(ハンナムドン)のPassion5も、
おいしいと言う人も多いけど、私はあまり好きじゃないです。
種類も多いし、見た目はおいしそうなんですけどね~
50代のオバサンには、くどすぎます。

あと、いまひとつ買う気がしないのは、国内でのチェーン店の増やし方が強引という
印象があるからです。
パンチェーンに限らないんですけどね。

パン屋の話を書いていたら、日本のおいしいパンが食べたくなりました。

写真は、三清洞のパリバケットです。

2013年11月11日 三清洞のパリバケット




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ソウルには、『ぱんだ』という名前の中華料理屋があります。パンといえば、フランス パリ。中華といえば、ぱんだ!
  • posted by ぱんだパパもん 
  • URL 
  • 2013.11/05 14:01分 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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