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通りを一歩奥に入ると別世界  ソウル・仁王寺

昨日午後、バスに乗って出かけるにはちょっと遅い時間。
じゃあ近所で行ったことのない所へ行ってみよう……ということになり、
仁王山周辺で初めての道を歩きました。

景福宮西側にある社稷公園を抜け、仁王山登山コースの入口へ。
この登山コースから頂上に行き、付岩洞へ抜ける道は何度か歩いたのですが、
今回は登山コースに入らず、独立門方面に向けてぶらぶら歩きました。
しばらく行くと、仁王寺というお寺が。
仁王山の仁王寺ですから、あっても不思議じゃないお寺ですが、
このお寺の存在自体、今まで知りませんでした。近所なのに。
灯台下暗し、ですね。
せっかくなので、じゃあお寺にお参りしよう、とお寺の門をくぐり、
急坂をしばらくのぼると、巨大な岩が二つ。

2013年10月20日 仁王寺禅岩

岩の名前は、韓国語で「선바위」。
「선」(ソン)は「禅」、「 바위」(パウィ)は岩のことで、「禅岩」です。
禅岩については、説明書があったので、そこから一部引用します。

2つの大きな岩は、まるで袈裟を着た僧侶のように見えることから、「禅」の字が付き、
「禅岩」と呼ばれるようになったという。
昔は岩を崇拝する民俗信仰が盛んだったが、これもその一種である。
この岩に祈念すると願いが叶うと思われた。
特に日本の植民地時代、南山にあった国師堂がここに移転されたことにより、
禅岩への信仰は、シャーマニズムと密着し、更に強固になった。


禅岩の後ろから撮った写真です。
遠くに南山が小さく写っています(が、わかりにくいかな~)。

2013年10月20日 仁王寺禅岩後ろから

説明書の中にあった、国師堂です。

2013年10月20日 仁王寺国師堂

シャーマニズムについては、私が若いころ初めて見た韓国映画に、
ムーダン(巫女)が出てきたこともあって、結構強い印象があります。
でも実際韓国に来ると、一番目につくのは教会。
過去のことなのかな、と思っていました。
ところがこの日、禅岩の前で熱心にお祈りする中年女性の姿が。
そして、仁王山頂上付近から、何やら怪しげ?な鈴のような音。
見上げると、ゆらゆら揺れている人の姿が、かすかに見えました。
小さすぎて、写真では上手く撮れなかったんですが、
下の写真のてっぺんのちょっと下辺りに、巫女らしき人がいました。
(すみません、画面によっては下の写真がうまく見られないかもしれません。
なぜか具合悪く……)

2013年10月20日 頂上と青空

今でも続いているんですね!
しかも、ソウルの町中からちょっと入った所で。

地図も持たず適当に歩きましたが、禅岩近くにあった散策コース案内図をもとに、
独立門方面へ。
途中、磨崖仏がありました。

2013年10月20日 磨崖仏

磨崖仏の横には、「豚の頭を載せないでください」という注意書。
町中でも、豚の頭の供え物を置いて、祭祀を執り行うところを見たことがありますが、
もしこの仏様の前に豚の頭が置いてあったら、山の中だし、ちょっとコワイかも。

さらに歩いて山道を下って行くと、突然車道に。
地下鉄3号線独立門駅の近くです。
歩道に出てから、私たちが降りてきた階段を撮りました。

2013年10月20日 独立門 山への入口

急に現代社会に戻って来たような感覚でした。
車がビュンビュン走っている横の階段を上がっていくと、シャーマニズムの世界……
このギャップが、とても面白いです。
道がちょっとわかりにくいし、人の多い登山道ではないし、昼間でも一人で歩くのは
ちょっと控えた方がいいかもしれません。
が、ギャップを楽しみたい人には、おすすめです。
ソウル、まだまだ不思議がいっぱいです。





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Comment

 

岩山には、幽霊のお岩さんがいるのかも。こわあいです。🐼
  • posted by ぱんだパパもん 
  • URL 
  • 2013.10/23 01:23分 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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