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豚と温暖化

韓国で焼肉といえば、牛肉よりむしろ豚肉の方がなじみがあるでしょう。
その韓国で飼育する豚の数は、1,000万頭以上。
3年前、口蹄疫で減少し、供給不足に。
畜産農家の努力で回復、増加しましたが、今度は逆に増えすぎ、
出荷価格が下落してしまいました。
そこで政府は、養豚数縮小へと動きましたが、豚は増え続けています。
それには地球温暖化が関係しているのだそうですが、一体どういうことでしょう?

昨日(2013年10月15日)の朝鮮日報によると、こういうことなんだそうです。

猛暑
 ↓
豚、食欲低下
 ↓
成長が遅れる
 ↓
立派な「お肉」に成長するまで飼育
 ↓
頭数の増加

通常は6ヶ月飼育し、100kgになると出荷。
ところが猛暑で成育が遅くなってしまったため、200日以上育てることになり、
結果として数が増えてしまったのだとか。
小さめだと良い値で売れないので、「商品価値」を高めるために大きくなるまで
待つのだそうです。
飼育期間が長くなると、その分人件費、えさ代も高くなるので、農家は負担増に
困っています。
豚さんからすると、6ヶ月だろうが200日だろうが、100kgになったら
出荷され食べられてしまうのだし、それこそ「人の都合」なんですが。
今夏は、鶏などの家畜が猛暑で死んでしまう問題も起きたので、
私は温暖化で家畜の数が減少したと思っていたのですが、
こういうこともあるんですね。


ところで、豚肉で思い出したのは、だいぶ前に見た韓国のあるテレビ番組。
主に食の問題点を暴く番組で、私はこれの影響もあって、韓国での食生活には
用心深くなってしまったのですが、あるとき激安豚肉はなぜあんなに安くできるか、
を報道しました。
それによると、安い豚肉は、おいしく育てた豚でなく、子豚をたくさん産むために
育てられている「母豚」を使っていることがあるのだそうです。
子だくさんのかあさん豚、おばあさんになるころには肉質がかた~くなり、
本当は食用にはあまり適さないのだけど、とにかく安いので、食堂からの需要あり。
ただ、韓国名物「サムギョプサル」として分厚いまま提供すると、
かたすぎてとても食べられないので、薄くスライスしたりしてお客に出すんだそうです。
学生街にある焼肉食べ放題などに行くと、お肉がかたく、まずくて食べられないことが
ありますが、もしかして母豚だったかもしれません。
かわいそうですね、さんざん子豚を産んでいっぱい働いたあげく、焼肉になって、
しかも「まずい」って言われてしまうなんて。
日本にいたときは、ときどき韓国食堂にサムギョプサルを食べに行ってましたが、
ソウルに来てからは、逆にほとんど食べなくなってしまいました。
おいしいお店もあるけど、意外とはずれのことが多くて……

写真は、先月慶尚道高霊で撮ったものです。
韓国ではこういうふうに、お肉になる動物の絵が、
食堂の外に描かれていることが多いです。
ニコニコしている絵が多いので、こんな絵はちょっと珍しいかも。
かわいそうで、食べにくくなる

2013年9月 高霊の食堂 豚の絵

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Comment

 

いずれにせよ、豚さん食べられてかわいそうです。笹食べれば、いいのに!🐼
  • posted by ぱんだパパもん 
  • URL 
  • 2013.10/18 19:00分 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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