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待ち遠しかったソウルの春 でも、PM2.5と黄砂が……

連日気温零下だったソウルも、最近は暖かくなり、
木の芽もふくらんできて、春の訪れをちょっぴり感じます。
ただ、手放しで春の訪れを喜ぶことはできません。
幸い、スギ花粉の心配はないので、
スギ花粉症の私にはとってもありがたいのですが、
今話題のPM2.5と黄砂のことを考えると、とても憂うつになります。

今年(2013年)初、テレビや韓国各紙に
中国の大気汚染のニュースが連日のように出ました。
そこでよく目にした「초미세먼지」(チョミセモンジ)という言葉。
「초」はおそらく「超」、「미세」は「微細」、
「먼지」はホコリやチリのことですから、
多分とっても小さなホコリのことだろうな、でも日本語では?
と考えていたら、次第に日本のニュースでも頻出するようになりました。
そう、PM2.5、微小粒子状物質のことです。
(PM2.5の特徴については、日本でも詳しく報道されているので説明は省きます)

先日(2013年2月27日)、日本の環境省は、PM2.5の健康影響について、
注意を必要とする暫定的な指針値を
「1日平均で1立方mあたり70マイクログラム」と決めました。
そのニュースを見て、2月半ばソウルタワーのある南山に行ったときのことを
思い出しました。PM2.5は80をこえていました。
それまで、気持ちよくタワーに向かって歩いていたのに、その数値を見たとたん、
息を深く吸い込むのをやめて歩いたんですが、しんどかったですね(^_^;)

実は、2年前の春ソウルに引っ越してから、春は必ず体調を崩してしまいます。
一昨年は、一週間ほど声が全く出なくなり、
昨年はそこまででないものの、喉が痛く日本では滅多に熱も出なかったのに発熱。
さらに、昨年の秋には、喉が痛いだけでなく、せきがずっと止まらず、
夜も眠れないほどで本当に苦しみました。
もともと喉は弱いのですが、過労その他自分の体調不良だけが原因とは考えられず、
どうも外部から悪い物質が侵入するからじゃないか、と感じていました。
医者に行かなかったので、はっきりはわかりませんが、
最近のニュースを見ていて、PM2.5や黄砂が原因かも?と。


ここで、ちょっと中国の話題へ。
1980年代半ば、私は北京に一年間留学していました。
そのころも、工場からの大気汚染、黄砂、そして石炭は問題ではありました。
北京の冬といえば、私は石炭のにおいを思い出すほどです。
もともと乾燥しているし、空気は決してよくなかったです。
でも、当時はまだ抜けるような青空が見られました。
特に、北京の秋はすばらしかったです。

今と当時の一番の違いは、圧倒的に車が増えたことだと思います。
もちろん、急速な経済成長で、工場からの大気汚染なども大きいでしょうが、
それ以上に私が今の中国で深刻だと感じるのは、車の洪水です。
昔は、車といえば、首都の北京でも、バス、タクシー、その他限られた車だけでした。
天安門広場は自転車の波、馬車も堂々と市の中心を走っていました。
その時代に戻れ、というわけでは決してありませんが、
あの人口の多さで車に乗る人が増えると、環境悪化は桁違いです。
大気汚染に国境は関係ありません。
日中韓はもちろん、国際的に協力し合ってどうにかしないと、
私たちは国境に関係なく、空気の悪さで体をこわしてしまいます。

「秋高気爽」という中国の四字成語があります。
天高く、すがすがしい秋の様子をあらわす表現です。
とっくに死語になってしまったのでしょうか?
何とか、復活させたいものです。

(写真は、ソウル南山にて。「今日の大気環境 PM2.5濃度86マイクログラム」) 
2013年2月 南山PM2.5
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Comment

 

口の中が、なんだか砂っぽいのは、黄砂のせい?!こわいです。
  • posted by ぱんだパパ 
  • URL 
  • 2013.03/08 13:38分 
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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