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韓国 子どもの自殺率上昇 

昨日は主に、韓国の高齢者の自殺について書きましたが、今日は子どもの自殺について。
WHOの資料によると、OECD(経済協力開発機構)加盟国中31カ国の中で、
10~24歳の児童・青年の10万人あたり自殺率が、韓国は2010年9.4人で6位。
日本は4位ともっと多く、10.2人。
日本の場合、2001年8.3人 → 2010年10.2人で、増加率は22.9%。
これも深刻な数字ですが、韓国はもっと急激に増加しており、
2001年6.4人 → 2010年9.4人と、46.9%も増えています。
増加率でみると、チリの52.6%に次いで2番目に多い数字です。


先月末、ソウル市が市内の9~24歳1,320人を対象にアンケート調査を行いました。
それによると、4人に1人が「自殺衝動にかられたことがある」と答えたそうです。
自殺衝動の動機は、最も多いのが成績、進学問題の29.5%。
次いで孤独17.6%、家庭内不和16.1%。

悩みは?との質問には、外貌、身長、体重と答えた者が52.7%。
勉強49.7%、職業、進路選択32.4%と続きます。
性差も出ており、女子は外貌の悩みが60.1%もあり、勉強の悩みの51.6%を上回って
います。
男子は勉強が47.7%、外貌45%。
若いときは、自分の見かけが何かと気になるものではありますが……
それにしても、多いですね。
美容整形が多いのも、こういう悩みと関係あるんでしょうか?
でも、外貌のせいでひどいいじめを受けるのでなければ、そのままで十分いいのに。
というのは、オバサン的発想かなあ。
きっと周りが、見かけについてあれこれうるさいことも関係あるでしょうね。
美容整形をすすめる親がいるくらいですから。

一番ほしい文化施設は?との問いには、スポーツ関係施設が50%、文化施設41.1%。
その他、キャンプ場、娯楽施設、公園……
身体を思い切り動かし、遊ぶ場所がほしいんですね。
これって、子どもたちが自殺を考えるほどストレスを抱えることになる原因と、
結びついているんじゃないでしょうか?
韓国の子どもは、運動不足です。
将来優秀なスポーツ選手になりうる子どもは、幼いときからたくさん訓練を受けるけど、
選手にならない、なれない子どもは、運動する機会が少ないです。
40年以上前のこと言ってもしょうがないんですけど、私が小さいときは、子どもはみな、
ほとんど毎日、暗くなるまで外で思い切り遊びました。
それが運動機能はもちろん、脳にもいい影響があるのに。
韓国、少なくともソウルでは、子どもたちが日常的に外で思い切り遊んでいる姿を、
本当に見かけません。
学校でなく私の住む区の体育館で、子どもたちが一斉に縄跳びを習っているのを
見たときは、びっくりしました。
公共施設のプールも少ない。
大人向けのジムや室内ゴルフは、やたらと多いですが……。
治安の問題や、塾で忙しいことなどもあるんでしょうが、子どもの自殺率を減らすためにも、
まず子どもが思い切り遊べる環境を増やした方がいいのではないかと思います。

参考記事:2013年8月27日ハンギョレ、9月11日中央日報


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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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