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日本語と韓国語 微妙に違う漢字語

韓国語の勉強をしていて、語彙的な面でとても助かるのが、漢字語が多いこと。
年々衰えてゆく記憶力ーーそれでも何とか、50代の私が勉強を続けられるのは、
漢字語のおかげです。

延世大語学堂6級のとき、私が書いた卒論のテーマは、
「より効果的な韓国語学習法ー日本語と韓国語の比較を中心に」でした。
論文を書く際、日本語と韓国語の漢字語の異同を見るため、
5級の教科書の本文に出てくる漢字語の新出単語を調べてみました。
すると、実に70%以上が日本語の漢字語と同じでした。
例えば、教科書の最初の方だけ見ても、
「지사(支社)」「파견(派遣)」「적성(適性)」「경쟁(競争)」
「가치관(価値観)」などなど。
漢字で覚えればいいので、その点は楽でした。

一方、数は多くはないですが、「漢字で見たら意味はわかるけど、日本語では
そう表記しないなあ」という微妙に違う漢字語もあります。
これが、結構面白い。
微妙に違うからこそ印象に残り、忘れません。
いくつか挙げてみますので、どんな意味か考えてみてくださいね^^
中には、今まで書いた記事で取り上げた単語もあります。


(1)대체 휴일(代替休日)

(2)매표소(売票所)

(3)원어민(原語民)

(4)저출산(低出産)

(5)골다공증(骨多孔症)

(6)애완동물(愛玩動物)、반려동물(伴侶動物)

(7)유기견(遺棄犬)

(8)엔저(円低)

(9)직장인(職場人)

(10)거래처(去来処)


いかがでしょう?見てすぐわかる簡単なものもあるし、ちょっと頭をひねるものも
ありますね。
(1)は、振替休日。最近のニュースによると、来秋から実施される予定だそうです。
(2)は、韓国を訪れたことのある人なら、誰でも一度は目にするのでは
ないでしょうか。チケット売場のことです。
日本語でも中国語でもこのように言わないけど、うまいこと考えたなあと、
いつも見るたびに思います。
(3)も面白い。ネイティブのことです。
(4)は、今までの記事でも取り上げました。少子化のこと。
(5)は、健康関係の記事によく出てきます。骨粗鬆症。
(6)は、ペット。最近は、「伴侶動物」を使うようです。
ただかわいがるのではなく、共に暮らす仲間ということなんでしょうね。
(7)は、捨て犬。ペットブームとともに、大きな問題になっています。
犬だけでなく、捨てられたペットのことを、「유기동물(遺棄動物)」といいます。
(8)は、円安。「円高」は一緒です。(엔고)
(9)は、勤め人、サラリーマン。
(10)は、取引先、得意先のことです。私は漢字を確認しただけでは意味が
わからなかったんですが、日本語訳を見て、なるほど、と思いました。

写真は、先日全羅道に行ったとき、禅雲寺の入口で撮ったものです。

2013年8月17日 禅雲寺入口 看板

*韓国語など語学の授業、国際理解や異文化コミュニケーションなどの授業で、
もし時間が中途半端に余ったときとか、こういう漢字語でクイズを出してみるのは
いかがでしょうか?
私は以前、中国語を教えていたとき、授業時間がちょっと余ったりすると、
クイズを出してました。
中国語は全て漢字表記ですから、外来語を音訳することが、日本語や韓国語ほど
多くないので、ネタは韓国語よりいっぱいありました。
いつかそんなネタも、紹介したいと思います^^
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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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