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『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 免税店大好き中国人

第5章 韓国で感じた中国
      免税店大好き中国人

 韓国紙の日本人観光客と中国人観光客の比較記事の中で、思わず苦笑
してしまうものがありました。
 2013年5月16日の東亜日報。ロッテ百貨店で、日本人は地下1階に、中国
人は2、3階に。日本人は地下の食品売場で海苔、キムチ、スナック菓子など
の食品を主に買い、中国人はブランド品売場で主に服、化粧品を買う傾向に
あるというものです。日本人も、以前はブランド品を買っていたが、円安の影
響か、ブランド品をあまり買わなくなったと。
 中国人のほうが日本人よりお金を使うということですね。東亜日報の記事
より前の2012年7月31日の毎日経済新聞に、金額のことが出ていました。
見出しには、「免税店中国人パワー…1回に買う金額は日本人の2倍」と
書かれていました。何とわかりやすい。記事によると、ロッテ百貨店の2012年
国籍別客単価は、韓国人が57万ウォン、中国人が100万ウォン、日本人が
42万ウォン。中国人が韓国人の倍近いのですね。
 そして、同じく毎日経済新聞の2013年8月7日の記事には、「上半期 中国
人大挙して訪韓 免税店売上史上最大」との見出しが載りました。他紙と比
べ、この種の記事が多くないハンギョレにも、2013年10月28日の記事の見出
しには、「中国人、韓国の免税店での使用金額が最も多かった」と出ていまし
た。
 私はブランド品にもあまり興味がないし、免税店にも滅多に行きません。が、
ちょこちょこ一時帰国をしていたので、化粧品や靴、バッグなどを免税店で
買うことはありました。そのため、事前にロッテ百貨店や新羅免税店に行って
買い物をすることが数回あったのですが、いつも中国人だらけ! 特に、化粧
品の雪花秀(ソルファス)人気はすごいなあと思いました。
 また、中国人に人気なのは、美容、ファッション関係だけでなく、健康食品
といったらいいのでしょうか、高麗人参もよく買われていましたね。これも
新聞に出ていたのですが、高麗人参の中でも最高級のものを、たくさん買っ
て行くのだそうです。日本人も高麗人参が好きだけど、漢方を重視する中国
人には、高麗人参や、漢方(韓国では韓方)を取り入れた雪花秀は、より
好まれるのかなと思いました。
 観光産業は、日本より国土も狭く、人口も少ない韓国にとっては、大変重要
な産業のようです。中国人観光客のお金の使い方について、このようにいろ
いろ記事が出ているのも、その表れでしょう。次は、韓国の観光産業と雇用
について書きたいと思います。

写真は、2012年7月、ソウル市内のロッテ百貨店にて。
草間彌生の水玉模様。草間彌生は、韓国でも人気があります。
ちょっと余談になりますが、帰国後瀬戸内海の直島で、韓国人観光客が
たくさん来ているのを見てびっくりしました。みながカボチャを見に来て
いたのではないかもしれませんが……

2012年7月27日撮影 ロッテ百貨店
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『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 日本人観光客から中国人観光客へ 続編

第5章 韓国で感じた中国
      日本人観光客から中国人観光客へ 続編

 韓国紙は、家族の仕事の関係で滞在中5紙取っており、私も3年間見て
いました。読んだというより、めくっていただけと言ったほうが正しいですが、
いろいろな情報が得られ、実に収穫が多かったです。韓国が中国をどう見て
いるかを知るにも、貴重な情報源でした。外国人観光客関連の記事も多く、
今回執筆にあたり切り抜きファイルを取り出してみたら、たくさん出てきました。
日本の外国人観光客関連の記事より量も多く、好みの観光地や人気のある
商品など様々な分析をしていて、韓国が外国人観光客を重視しているのが
よくわかりました。
 私が韓国に住んでいた時期が、最も多い外国人観光客が日本人から中国
人へとちょうど変わるころだったからか、日本人観光客と中国人観光客の
比較記事も結構ありました。
 たとえば、人気の観光地。2012年4月27日の毎日経済新聞に、中国人と
日本人に人気の観光地ベスト3が出ていました。

  中国人観光客は、1位東大門、2位明洞、3位南大門
  日本人観光客は、1位明洞、2位南大門、3位東大門

 日中で微妙に異なる理由については、こう分析していました。中国人は、
韓流ドラマに出てくるファッションの影響で、流行りの服などを東大門に買い
に行くから。南大門が日本人により人気なのは、海苔などの食品を南大門
に買い求めるため。また、(ベスト3ではないが)日本人は仁寺洞の伝統
工芸品を好む、と。

 2014年2月24日の朝鮮日報には、こんな見出しが出ていました。

  「요우커(ヨウコー)」は景福宮、日本人は昌徳宮

 「ヨウコー」って何!? 中国人観光客が増えるにつれ、新聞によく出てくる
ようになった単語なのですが、最初は意味不明でした。「ヨウコー」の下に小さ
く説明がついていて、それでやっと中国語の「游客」だとわかりました。「游客」
は観光客のことですが、韓国語の「ヨウコー」は、中国人観光客を指します。
 王宮も、日本人と中国人で行く所が違うという記事でした。同記事によると、
中国人観光客対象のツアーの90%以上に、景福宮がコースに入っていたそう
です。日本人と中国人で好みの王宮が分かれることについては、日本人は
リピーターが多く、景福宮にはすでに行っている人が多いが、中国人は韓国
初訪問の人が多いからではないかと、分析していました。記事から時が経っ
ているので、今同じ調査をしたら、また違う結果が出るかもしれませんね。
 中国人観光客関連の切り抜きには、好まれる商品、使う金額など、買い物
の傾向もいろいろ書かれていました。次にそのことについて書きたいと思い
ます。

写真は、2012年8月ソウル市内で撮影。中国語で大きく書かれていますね。
日本語は、ない……(>_<)
韓国で一番おいしいパン屋って書かれていますが、私はパリバケが好きじゃ
なく、家から少し遠くのパン屋まで買いに行っていました。(あっちもこっちも
パリバケばっかりでしたね)。当時はまだおいしいパン屋が、あまり多くなかっ
たです。しかも、高い。今、神戸が近く、そんなに高い値段でなくてもおいしい
パンが食べられるのが、ありがたいです。

2014年8月4日撮影 パン屋の中国語表記

『パンダと爆買い』第5章 韓国で感じた中国 日本人観光客から中国人観光客へ

第5章 韓国で感じた中国
      日本人観光客から中国人観光客へ

 2011年3月から2014年3月までの3年間、家族の海外転勤で韓国・ソウル
に住んでいました。
 かつて大阪の専門学校や府立高校などで、中国人、韓国人を中心に日本
語を教えていたこともあり、韓国にも韓国語にも興味がありました。韓国に
暮らすのは、韓国を知る大変いい機会だけど、中国とは疎遠になってしまう
かな……と、最初は考えていました。が、意外にも、韓国で中国を感じる機会
がとても多かったです。今振り返ると、それはまるで日本での爆買い現象の
前兆のようでした。
 住み始めた最初の年・2011年は、「日本人観光客、本当に多いなあ」という
印象でした。ところが、中国人団体客が次第に目立つようになり、いつの間
にか「日本人観光客は、一体どこへ消えたのだろう?」というくらい日本人が
目立たなくなってしまいました。
 私の住んでいたマンションは、景福宮の南西側にあり、景福宮をはじめと
して、観光名所も多い所です。それでなのかはよくわかりませんが、マンショ
ンの地下に団体客専用の食堂がありました。観光客は、食事のついでにマン
ション敷地内にあるコンビニでも買い物をします。私は出かけるとき、その辺
を通って外に出ていたのですが、いつもは静かな所に、観光客があふれると
いうことがしばしばありました。
 それが、最初は日本人だらけだったのが、やがて中国人団体客に変わり
ました。食堂の前には、日本人観光客が主だったときにはなかった
「정숙 静粛」
とハングルと漢字で大きく書かれた看板が置かれました。中国人観光客は、
よほどにぎやかなのでしょうか。
 3年間暮らしていて、私が肌で感じた日本人観光客と中国人観光客数の
変化を確認しようと思い、韓国紙の切り抜きファイルを見てみました。
 2008年 日本人観光客237万8千人
       中華圏観光客165万2千人(台湾、香港、澳門含む)
 ↓
 2012年 日本人観光客351万8千人
       中華圏観光客376万6千人
 (2013年2月7日朝鮮日報)
 2011年までは、日本人観光客が多かったものの、2012年に逆転しました。
中国人、やたらと多いなあと感じていたのは、間違いではなかったです。
 3年の間に、外国人観光客がよく訪れる場所、特に店の看板で使われる
言語表記は、どんどん変わっていきました。うちの近くの景福宮周辺の店、
外国人が訪れる場所の代表みたいな明洞の繁華街、百貨店……日本語表
記が主だったのに、中国語表記に取って代わられ、日本語表記は端の方へ。
そのうち、日本語表記がなくなってしまった店もありました。中国人急増に
商品の中国語表記の変更が追いつかなかったのか、明洞の化粧品店では、
黒マジックで商品のパッケージに直接手書きで商品名の中国語訳が書かれ
ていました。私は中国語は見慣れているので、あまり奇異には思わないので
すが、知らない人が見ると、ちょっとギョッとするかもしれません。

*今回はここまで。続きは次回に!(^^)!

東博 運慶展、行ってきました!

先週金曜日の午後、東京国立博物館で開催中の運慶展に行ってきました!

東京の展覧会。身内が首都圏に住んでいるため、たまに東京方面に行くとは
いえ、展覧会のためにわざわざ足を運ぶというのは、なかなか難しいです。
何か用事があって行ったときに、ちょうど開催中の展覧会を見に行く、という
ことはありますが。
でも今回は、どうしても行きたかったので、行動に移しました。
やはり行ってよかったです。

一番見たかったのは、興福寺の無著菩薩立像、世親菩薩立像。
興福寺北円堂で拝観したことはありますが、薄暗い中ですし、間近に見る
ことはできません。斜め、横、後ろからの拝観もできないですし。
本来はお寺で拝む対象ではありますが、やはり間近に、いろんな角度から
見てみたい。
博物館の展示は、絶好のチャンスです。
(夏に、あべのハルカス美術館で、浄瑠璃寺の吉祥天像を見たときも、
同じようなことを書きました)。

またまたハルカスのときと同じく、ぐるっとまわって見ました。
ただ、ハルカスよりずっと混雑していたので、何度もというわけにはいかず、
一旦退場して平常展を見てから、再入場しました。
次はお寺で、とまたバカみたいにつぶやいてから、名残惜しい気持ちで
会場をあとにしました。

今回、最も心配だったのは、混み具合。
初日の開館前は、500人以上が外で並んだと、ニュースにも出ました。
でも、初日の午後、混み具合を調べてみたら、待ち時間ゼロで入れるとの
こと。あ、これなら大丈夫かな、と。
私が行った金曜日の午後も、並ばずに入れました。
もちろん、混んでいます。
が、展示品が仏像ですし、人垣で見えない、ということもありませんでした。
割合ゆったり展示されていて、混んでいても、誰でも見られるようになって
いましたし。
小さめのものも、見づらいということはなかったです。
混雑時は、絵や、小さな工芸品の展示のほうが、ずっと見えにくいですね。
もちろん、展示の仕方にもよるのですが。
最近は、以前よりもそういう面で工夫されてきているのかな、と感じます。

それよりも、困ったのは、男性の分厚く大きなリュック!
その人たちが急に向きを変えると、身長160センチ未満の私の顔に、ボン!
ロッカーも混んでいるのでしょうが、大きな荷物は、会場に入る前になるべく
ロッカーに預けてもらえると助かります。

展示は、2室に分かれていて、第1室では、第1章運慶を生んだ系譜、第2
章運慶の彫刻、の展示。
第2室では、運慶風の展開。運慶の息子と周辺の仏師にかかわる展示
です。
第2室後半のほうで、思わず、「あっ」と声を上げてしまいました。
高山寺のかわいい子犬像が、展示されていたのです。
6月に高山寺で見たのですが、思わぬ再会、うれしかったです。
あと、浄瑠璃寺伝来の十二神将像が見られたのも、よかったです。
5体が東博蔵、7体が静嘉堂文庫美術館蔵。
この展覧会で、12体がそろったのですね。
こういうのも、展覧会のよさですね。

運慶展は、11月26日までです!(^^)!

2017年9月29日 東博 運慶展

渡来人ゆかりの寺 百済寺 石塔寺へ

今月、ずっと行きたかった滋賀県のお寺・百済寺と石塔寺に行ってきました。
百済寺はだいぶ前に一度行ったことがあるのですが、石塔寺は初めてです。

滋賀県は、渡来人と深い関係があり、関連のお寺や神社などがたくさんあり
ます。
おそらく、きちんと紹介しようと思ったら、専用サイトが必要になるでしょう。

今日は、余裕がなく歴史的なことなど詳しくは書けないのですが、公共交通
機関で行くことについて書きたいと思います。

どちらも、運転のできない私にとっては、辿り着くのが難しいお寺です。
2つのお寺は、車なら1日で楽に回れるでしょう。
百済寺とともに「湖東三山」である金剛輪寺、西明寺も。また、永源寺も。
でも、兵庫県から、本数の少ない電車やバスを乗りつぎ、+徒歩で行くと、
1日1箇所。早朝に出れば2箇所?早朝には出られないので、1箇所ずつ、
2回に分けて行きました。

何とかタクシーを利用せず、行ける方法はないものか。
いろいろ探してみたら、石塔寺は、近江鉄道の桜川駅から歩いて行ける
ことがわかり、そうしてみました。
桜川駅まで辿り着くのが、まず大変。
近江八幡から近江鉄道で八日市へ。八日市で乗り換えて桜川へ。
本数も多くないです。駅に着いたときは、まずひとつの目標を達成したような
気分になりました。
無人駅から、歩くこと30~40分。
お寺に着いたときは、本当にうれしかったです。
道はわりと歩きやすく、助かりました。
昨秋、八日市駅から歩いて瓦屋寺というお寺に行ったときは、所要時間は
ほぼ一緒で片道30分ぐらいでしたが、山の中の車道をひたすらのぼると
いう、ちょっとこわいものでした。(昨年末ブログで紹介しました)。

百済寺は、八日市駅からバスがあり、お寺の前まで行ってくれるようなの
ですが、本数が少なすぎるのであきらめ、能登川駅からバスで百済寺
本町というバス停まで行き、そこから歩きました。
このほうが、1時間に1本くらいバスがあるので、融通がききます。
バス停からお寺の入口まで15分くらい。そこからさらに拝観料を払う所まで、
10分くらい。駐車場はこちらにあります。
車で来る人が、ほとんどですね。

百済寺は紅葉の名所。以前訪れたのは紅葉の時期でした。
が、仕事でかなり疲れた状態で行ったため、あまり記憶になく(^_^;)
おそらく2000年~2003年のどこかで行ったので、だいぶ経っていますし、
できれば今秋紅葉の時期に訪れてみたいです。
行きたい所がありすぎて、回れないかもしれませんけれどね。

写真は、石塔寺。

2017年9月9日撮影 石塔寺




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プロフィール

はこ

Author:はこ
2011年3月~2014年3月の3年間韓国で生活。韓国滞在中の2013年2月に「もっともっと韓国」開始、完全帰国後も大阪からしばらくの間韓国情報を中心に発信してきました。が、帰国後日本、中国語文化圏の情報が増えたこともあり、タイトルを「もっともっとアジア」にしました。より多様な内容で進めていきますので、今後ともよろしくお願いします!
拙著『不思議がいっぱい韓国』もよろしくお願いします!

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